2020年04月29日

5月7日は無観客ライブ配信を行います。

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当初は一家団欒オーケストラでのライブの予定ですが延期となり、オールウェイズにこれ以上迷惑はかけられん!と店主の岡田さんの技術とノウハウを丸々お借りしてライブ配信いたします。



自分で言うのもなんですが、関西圏のミュージシャンでまさしく配信ライブなんてナウいものとは程遠い存在の三人が、おそらくそらもう即興の即興みたいな演奏をすると思いますのでお楽しみに。



当日は前もってチャージは取らずに各人の振込先、店主の振込先等を貼り付けた配信動画告知にて投げ銭性としてやると思います。





またオールウェイズは伊丹、神戸、梅田、スタジオオールウェイズと四店舗展開していて、現在の新型コロナでの営業自粛等で家賃等の経費すらも当然どうにもならない状態となっています。そこでクラウドファンディングという形でオールウェイズ応援プロジェクトが始動しています。詳細は以下のURLや動画を御覧ください。


音楽にもミュージシャンにもとても理解があり、また何事も尽力してくれる店主の岡田さんはじめ多数のスタッフがいて、毎回色々と助けてもらいながら演奏できる素晴らしいライブハウスです。ぜひお力をお願いします。


https://camp-fire.jp/projects/view/222659?fbclid=IwAR3lrQhbSA-F3M6X42zQ2N7G9m4MMVAmWMuLC8Sk6YOBIQ27QVieTXyCViA

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自主制作アルバムの販売

演奏活動が断たれて、自身のCDを生活の糧にと声を上げているミュージシャンが少なくありません。僕自身タイミングを逃した!と内心思っていて、宣伝が下手くそだったりとまったく商売根性もクソもないなと自分で自分が嫌になるのですが、それでもちゃっかりとこの際CDをまだ手にしていない人に見て聴いて買ってもらえたらなと思います。それもこれも新しいCD製作のプレス代や印刷代になるので、ぜひともよろしくお願いいたします。






自分のレーベルから発売しているCDは二枚です。ともにセロニアスモンク大学という僕のバンドです。



1st album「SEMODAI」は2,500円を1,500円で、2nd album「SEMODAI 2」は3,000円を2,000円で販売いたします。ともに送料込みです。

お支払いは銀行振り込みのみになります。

欲しいなという方はお手数ですが monkdaigaku@gmail.com までご連絡ください。



セロニアスモンク大学
定岡弘将Drums 當村邦昭T.sax 関谷友加里Piano  畠山令Bass



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「SEMODAI」



収録曲

01.無音の庭
02.SOKKYO 1
03.ENSEMBLE 1
04.SOKKYO 2
05.LONGTONE 1
06.SOKKYO 3
07.SOKKYO 4
08.LONGTONE 2
09.siki
10.LONGTONE 3
11.ENSEMBLE 2
12.SOKKYO 5



アルバム収録曲の「siki」をYouTubeで公開しています↓







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「SEMODAI 2」

二枚組

収録曲

■MONK SIDE
01.higan.~EPISTROPHY 4Ver.
02.LIGHT BLUE
03.夜の音の景
04.UGLY BEAUTY
05.GREEN CHIMNEYS
06.モンクが見る夢
07.歪
08.骨とノイズ
09.BRILLIANT CORNERS
10.遠い渚
11.EPISTROPHY 5Ver.
12.CREPUSCULE WITH NELLIE
13.STRAIGHT NO CHASER
14.ROOM 206
15.夥しい愛

■SOKKYO SIDE
01.夥しい愛
02.ENSEMBLE 1
03.SOKKYO 1
04.ENSEMBLE 2
05.SOKKYO 2
06.SILENCE
07.ENSEMBLE 3
08.光2
09.ENSEMBLE 4
10.SOKKYO 3
11.HIZUMI
12.SOKKYO 4
13.SOKKYO 5

※MONK SIDEにのみ野津昌太郎がゲスト参加





MONK SIDE に収録されている曲のプレイリスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PL2QLblFayikUEfoQn2dgGcDMpd7x6GP8q


SOKKYO SIDE に収録されている曲のプレイリスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PL2QLblFayikV0kwCDAHkoANIy4ciPYY9o




posted by さだおか at 23:22| 兵庫 | Comment(0) | セロニアスモンク大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ディスコミュ動画

僕の地元である淡路島もGW中は「今は是非来てくれるな」という声明を発しています。観光の島なので苦渋ではありますが、島ゆえに医療施設等の限界があるわけで、南あわじにある沼島(ぬしま)に行く高速艇も「今は是非来てくれるな」と声明が出ているとSNSで見ました。特にあそこは小さい集落で高齢者も多いでしょうから、こういう時期はどうか行かないでほしいですね。


僕自身も3月に1日だけ帰ったのですが、祖父と祖母の体調が昨年末くらいからどうも良くないということなので出来る限り毎月のように帰りたいなという気持ちですが、もし自分がコロナを内在させていたら感染させちゃとんでもないという気持ちから帰れずにいます。


いよいよ気候も過ごしやすくなってきて、昼間なんて外に飛び出したい気持ちも分かりますが、1日でも早く日常に戻るためには今くらいは我慢を重ねても良いのではと思って過ごしています。といっても限界はあるでしょうね。飲食店や経済的にももうそれは目の前に来てるという風に感じます。


個人的には車の利便性がその事故や危険性よりも勝っているから今もブイブイ走ってるわけで、結局はコロナとも折り合いをつけて共生していくんでしょうけど、それが抗体が云々ワクチンが云々というタイミングよりも早くしないと保たないと思っています。



GWだし、自粛は続くしということで暇を持て余している人も少なくないと思います。僕も演奏できずにグズグズしてますが、どうかYouTubeにライブ動画を連日のように投稿していますので(といってももうネタ切れだ・・・)、そちらをご覧ください。


今日は新しい動画を公開しました。ディスコミュのライブから丸々一曲です。曲はコルトレーンのSyeeda's Song Flute です。







実はこの演奏はライブの2セット目なんですが、1セット目にもやりましたがあまりに内容が酷く、というよりもこの曲に入って行く流れが即興演奏とはいえ流れに身を任せすぎたせいで最悪でした。


休憩中も苛々していた僕は一番当たりやすい野津にだけ何か話した記憶がありますが、當村と歩くんはいたたまれなかったのか店外に出て行ってた気がしますね。その休憩を挟んで2セット目は少し良い流れが出来つつあったので、MCで「悪いんだけど、もう一回シーダスやらしてくれませんか?」とお客さんにお願いしてやったテイクです。それでも演奏終わりくらいだと不満そうなドラマーがいますね。しょうがない奴だ!


とにかく4ビート感の上にメロやコードが乗っかるということから逃げたくて逃げたくて、でも結局は逃げれ無くてというジレンマこそディスコミュのある意味での本質性なのかなと今となっては思います。そういう生々しさも含めてこの音源は出すべきだと思って日々ミックスダウン中であります。


同日のライブでエリックドルフィーの「serene」という曲の動画も公開しています





来月中には販売に漕ぎ着けたいと思っていますので楽しみにお待ち下さい!
posted by さだおか at 16:12| 兵庫 | Comment(0) | movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月26日

ビッグアップルの支援プロジェクトが立ち上がったそうです!!!

an apple a day ! KOBE LIVE SPOT BIG APPLE 応援プロジェクト

神戸のライブスポット「BIGAPPLE」は今年で31周年。
しかしコロナウィルスの影響で、決定していたライブはことごとく延期、5/6までは休業を余儀なくされています。
30年間、唯一無二の音楽が生まれ続け、多くのミュージシャンの大切な場所であるBIGAPPLE。
そんなBIGAPPLEを応援したいと思い、このプロジェクトを立ち上げました。

今回、コロナの憂鬱を吹き飛ばすポップなデザインのTシャツと、
私たちそれぞれの希望を詰め込めるエコバッグを作りました。
グッズの売上はプロジェクトの終了後、マスター近藤さんにお渡しします。
一日も早く日常が戻ることを願っています。

発起人:ナガオクミ 清野拓巳



以下のURLからサイトがご覧になれます。

https://pinkumix.net/bigapple/




早速僕もグッズを注文しました。一人一人出来る範囲で負担にならないように、でもビッグアップルは神戸や関西だけで無く日本中の音楽家、来日公演するミュージシャンも多数いるのでこのプロジェクトが認知拡散されればきっとチリも積もればというふうに大きな支えになるだろうと思いますので、少しでも広く伝わっていけばいいなと願っています。


僕個人も大好きなビッグアップルと店主の近藤さんの力になれないかなと日々悶々としています。僕自身コロナの影響でビッグアップルでのライブが何本も中止延長となりました。十年くらいまともにお客さんも呼べないままライブを続けさせてもらっている身としてはこの応援プロジェクト以外にも何か出来ないかと模索しています。





posted by さだおか at 10:22| 兵庫 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月23日

日記のように。

三宮のTSUTAYAが四月末での閉店を二週間も前倒しして先週の金曜日に閉店していた。今日の昼頃に返却に行ったついでにあれとあれとを借りて帰ろうと思っていたんだけど、そのチラシを目にして言葉をなくした。談志師匠のひとり会のBOXを借りようと思ってたのに・・・。不幸中の幸いで十代目金原亭馬生の十八番のBOXが二つ(計18枚)が二枚分の料金で借りられたのは非常に嬉しかったです。馬生好きなんですよ。



特に志ん生師匠と圓生師匠の語り口がレガートで、あ、レガートってのは音楽用語で「連続する2つの音(通常音の高さは異なる)を途切れさせずに滑らかに続けて演奏することである。(by wiki先輩)」という意味で、ジャズドラムのシンバルレガートもようは一打一打の強弱とかでリズムの起伏やテンションを作るんだけど、理想としてはその名前の通りすべての音が繋がって全音符のようにながーーーーい音が拍によってうねってるように聴こえるのが良いんだと思うんです。でも物理的に限界もあるだろうけど、それを超越する奏者の音へのイメージと欲望でそういう風に聴こえて来るっていうことはあると思うんです。で、話を戻すと。志ん生師匠と圓生師匠は特に言葉が全部繋がって聴こえるんですね。言葉と言葉の間に「うー」とか「えー」とリズムを生むように唸りみたいなのもあってそれも作用してる感じはしますが、決してアナウンサーみたいにはっきりとすべての単語が聴こえるように喋ってるわけではないのに聴こえて来るというのがリズムに応用できる何かがあるのではないかと想像、いや妄想しつつ聞いているわけです。



最近SNSで黒人の男性が食べ物の感想を言ってるだけの動画にドラムをつけたらヒップホップになったという動画を見まして、そんなことは当たり前だよなと内心で思っただけで記憶にも留めずにいたわけですが、ちょっと前にエルヴィンジョーンズが日本でのライブ後の打ち上げで話してる映像を見たら、やっぱり話し方があのリズムの感じで話してたんです。英語ということを差し引いても、やっぱりその人の持ってるのか培ってきたのかリズム感というのが喋り方からさえも表出してしまうんですね。



音楽やドラムを高めようとする時に、どうもそれ以外のところからその発想や仕組みだけを参考にするということをよくするんですよ。即興演奏とかもそれが好きなだけじゃいつまでも良くならないと思っていて、やっぱり自分の生活圏にあるものをどうやって演奏という形態に落とし込めるかということばっかり考えてます。なので映画とか小説とか好きだということもあるけど、ああいうものから影響されたり考えさせらりとかってものすごい多いですね。でもそういうのは他の人に求めたり説明したりしても「・・・」なのであくまでも自分の中に止めとこうとは最近は思ってますけども。



あと最近黒澤明監督の「天国と地獄」を見たんですけど、最後まで登場人物の名前が誰が誰とかって字幕なしじゃわかんないんですね。小津監督の「東京物語」とかそれの最たる映画で、何度も寝てしまうという凡ミスも含めて五回目くらいにやっと最後まで見れて、話の筋がおおまかに理解できるっていう感じだと思うんです。あくまでも登場人物たちの会話からその関係性や話のスジを理解しなくてはならないわけで、昨今のドラマや映画だと出てきた時にその人の名前だけじゃなくて職種や役職までテロップで表示されることが少なくないと僕は思ってます。特に「相棒」はその傾向が強いと思います。


そりゃその方が簡単なんだけど、やっぱり分かるまで何度も見るとか見ていく中で理解するとかっていう時間が勿体ないんでしょう。いや、勿体ないというかそういう価値観ではないというだけなんでしょうが、でもやっぱりそういう一つ一つがどんどん想像力も能動性も失っていく理由だと思うんです。落語なんてそういうのいちいち説明しないし、市井の人々の暮らしを時代劇レベルの知識でいいから持ってる上で想像しながら聴いていかないとさっぱりでしょうね。


そういうのは音楽やドラミングにもしっかりと現象として現れてきてて、間や残響みたいな抽象性の高いものよりも音がはっきり立ってて明確なリズムがグルーヴだみたいな風潮があるんだけど、僕はやっぱりそうじゃないと思うんですね。いや思わず語っちゃったね(照)


なので僕がジャズをジャズとして追求する上でリズムというのは絶対に避けられないのをどうやって乗り越えていくか。それも当然として独自のリズムとして成立させられるのかっていう要素として落語家や講談師のあの語りには何かあるに違いないと思っているわけです。



posted by さだおか at 08:37| 兵庫 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月21日

動画デイズ。

今日も今日とて動画をアップロード!!!


個人練習とディスコミュです。









チック・コリアとハービー・ハンコックというあまりにも偉大な二人のピアニストのデュオの音源に合わせて叩きましたが、最初はまったく二人のリズムのスピード感にハマらずに一度スティックを置いて手拍子でテンポの確認から再度始めました。


お二人ともものすごい情報量を一瞬で処理しつつ最適且つさらに発展可能な情報を放ちながら受けながら放つという、もはやスパコン以上のスピードで交感しあって音楽を高めているんですが、当然それだけでなくリズムの速さ深さ長さも、例え音源が相手だとしてもどう足掻いても一緒にやっている感じにはなりませんでした。修行ですね。


こういう曲をドラムだけで聴くとすんごいバタバタしてて聞き苦しいですね。へへ。頑張ります。











2018年6月5日に神戸のビッグアップルという聖地そのもののようなライブハウスでライブレコーディングしました。その時の様子です。

曲は偉大なるアルトサックス奏者のエリックドルフィー作曲の「SERENE」であります。

約二年の時を経てようやくCDという形に残すべく日々精力的にミックスダウン中であります。幸か不幸かこのコロナ騒動で出来た時間で作業を進めています。といっても随分と野放しにして草も生えれば小鳥もさえずるくらいに触らぬまま過ごしていました。それでも何度聞き返しても終盤の二曲は自己評価は甘くなりがちですが、それを差し引いても良い演奏だと思っていて、それを聴いて欲しいがために形にしなければと腹を括りました。それ以外の曲もあの当時の僕たちなりの精一杯な姿があり、ドキュメンタリーそのもののような気がしています。

スタジオ盤とライブ盤の二枚になる予定ですが、一枚ずつか二枚組かまだはっきりしませんが、販売にこぎつけた際はどうぞ宜しくお願い致します。
posted by さだおか at 23:28| 兵庫 ☁| Comment(0) | movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月18日

ロシアンパブの女の後半

2020年3月11日@神戸ビッグアップルでしたライブの様子です。







出演者:定岡弘将drums 仲曽根有里voice 伊藤シュンペイguitar 武藤浩司sax 野津昌太郎guitar


このユニットでは三つのお題を用意して、それぞれに曲やテキストやアンサンブルの条件等を用意して来てそれを即興的に作編曲していくということをしています。


特に朗読とに劇伴を即興で演奏するということに重点を置いていて、段々とメンバーを増やしていって、演奏者だけで朗読劇のようになれば良いなと思って活動しています。


残念ながらユニット名が思いつかず、名前はまだないという状態です。



そこで今日は、 僕の書いた「ロシアンパブの女」という文章を朗読と即興劇伴の後半を公開します。



前半はこちらからご覧いただけます

https://www.youtube.com/watch?v=BPLRv2N2Q4c

次回ライブの予定は6月9日に神戸ビッグアップルになります。








そして以下は「ロシアンパブの女」の全文になります!




 僕の実家がある町にはロシアンパブの寮があった。
 僕が子供だった当時ですら子供なんて十人もいなかった。そのくせゲートボール場が二か所もあって、元気な隠居達が十人以上集まってやっていた。たまに帰ったときに前を通ると、あの当時からやっていた爺さん婆さんがいまだにやっている。何年老人をしてんだろうか。それに比べて今じゃ子供なんて五人もいないという。少子高齢化を絵に描いたような地方の町である。そんな町にある日、金髪の白人の妙に色っぽいおねーちゃん達が住むようになった。繁華街のロシアンパブで働く人たちだった。数年前に町にあった個人商店のスーパーも潰れて、コンビニまで歩いて片道二十分もかかるような場所にロシア人だ。当然町がザワついたそうである。その当時僕はもう地元を離れていたので実際にザワついた様子を見たわけではないが、たまの休みに帰ったときにそれまでとはい違った大人たちの不穏な溜息が感じられた。家族の誰が何をと言うわけではないが、たまーに近所のご婦人連中が集まってお茶でも飲んでるときにどうやらそういう風な話をしている感じがしたのだ。明らかに不満や愚痴を話していた。またそれとは違った角度で町のおやじたちにも動揺が走ったようで、それに対してさらにご婦人たちがザワついていた。
 夕方には見たこともないくらいの短いスカートを履いて、その町で嗅いだことのないような香水をつけた数人の色っぽい、いや完全に、エロい女たちが歩いていた。でも繁華街までどうやって行っていたんだろうか。とても歩ける距離じゃないのだ。車で迎えに来るくらいならもっと違う場所に住めばいいものの、あんな老人しかいない町になぜ住んだのだろうか。目に見える反対運動なんてものはなかったが、明らかに色物を見る目で見ていた。まるで腫物のようだった。

 僕の実家がある町には泥棒が住んでいるらしい。どこそこの息子の手癖が悪く、たまに人の家に入って何かを盗んでいるらしい。毎日犬の散歩の振りをして次に入る家の偵察をしていると家族が話していた。そこまで分かっているのに警察を読んだりできないのは、その息子というのが多少おつむがあれな上に引きこもりで、何をどう言ってもしょうがないとその家族以外が思っているらしい。ただ毎日のように犬を連れて家の周りをうろつかれたら近所の連中にも言って注意をはらうくらいのことしか出来ないのだという。そういう暗澹とした町にロシアンパブのおねーちゃん達が暮らし始めたのである。ちょっとアレな息子カケル水商売の女・・・言葉にする必要がないほどに暴発の危険を感じる。嫌な予感しかしない。開戦前夜という響きの方がシーンとしてそうだ。いや、田舎の夜は本当にシーンと音がしそうなくらい静かなのだが、あの当時はシーンがピーンと張り詰めていたような、息も詰まるような気持ちで暮らしていた大人たちもいたのだろう。どうか平穏であれ!関わるな!犬の散歩もするな!いっそのこと犬を山に捨てに行こうかと考えた人もいるとかいないとか。

 案の定その息子がその家に下着を盗みに入ったのである。当然だろう。起こるべくして起こった事故である。そんなもの正常な男性でもここにロシアンパブの女たちが住んでるよと教えられたらそこを通る度に靴ひもは解けるだろう。持っていたスーパーの袋は破けて中身をぶち撒けてオレンジとかをその家の門内に転がそうと工夫するだろう。
 その息子はちょっとアレだというが、案外アレな人間ほど欲望のままなのだ。だから近所なのに泥棒に入る。少しでも考えればそんなことしたらそこで暮らしていけないと思うが、そんなことどうでもいいのだろう。村意識が強い町だったので警察に突き出されたり、その家族を見放すことはなかったが、その時ばかりはそうはいかなかったのだろう。ロシアンパブの女の下着である。警察方面以外も色々と黙ってはなかったのだろう。盗みに入った男は捕まり、その後ロシアンパブの女たちは町から去り、その一戸建ては十年以上誰も住むことはなくボロボロになった末に昨年末には更地になっていた。更地になってその家は意外と広かったんだなと思ったが、あの男はどこから入ってどうしてバレたんだろうかとそんなことばかり考えてしまった。俺だってロシアンパブの女の下着を手にしたいよ。でも・・・。結局そのアレな息子はまたその町に戻り、今でもたまに犬の散歩をしているそうである。
posted by さだおか at 08:40| 兵庫 ☁| Comment(0) | movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月17日

個人練習の音源〜アップテンポ編〜





なんでもそうなのだが、アップテンポは究極的に精神と肉体のバランスの均衡の上に成り立っていると思う。どちらかが不足したり欠落していたりしていてもまったくダメだ!そしてどちらかが補えるという問題でもないのが大変なのだ。そう。反復練習しかない!肉体開発しかない!精神を熟成させるしかない!


アップテンポはジャズの醍醐味の一つであることは間違いない。四分音符=360以上のテンポの音楽なんてそうないよ。しかもライブだとそれで10分くらいやるわけだし、どんだけの運動量なんだよ・・・。


これからも練習します!
posted by さだおか at 12:10| 兵庫 ☀| Comment(0) | movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストレスを発散

今月に手に入れたCDです。といってもまだこれから届く分もあったりと、今少しでも興味があると発注してしまう状態なので危険です。

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武田和命「GENTLE NOVEMBER」
Tipographica「God says I can't Dance」



武田さんは好きなんだけど、手元にあったCDを紛失してしまって未聴だったこちらを購入。今となってはコルトレーンの模倣と安易に口にしそうになるが、この時代の日本人のジャズマンたちが見つめたジャズに切迫していたということなんだろうな。



ティポグラフィカは恥ずかしながら最近まで知りませんでした。wikiでは『「リズムの訛り、ノリ」などといった分野に脚光をあて、表現できる範囲を細分化された音符によって極限まで突き詰めた音楽を発表していた』と書かれているが、確かにの一言。フランクザッパぽいけど、あそこまでごちゃごちゃしてない。


そもそも元町のりずむぼっくすという中古レコード屋のDVDコーナーに外山明さんの教則ビデオがあり、気にはなったけどそういう商品によくあるように内容がまったく分からないので一旦保留で帰って詳しく調べてから買うかどうするか決めることにして帰宅。調べると10年以上前に発売されたものなので情報量が乏しい。でもある人のサイトで外山さんに関してこのティポグラフィカこそ外山さんだぜ!みたいな書かれ方して、その時初めてこのバンドのことを知り、早速購入。DVDは買わないな。



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もう一枚の写真は田村夏樹・藤井聡子さんのCDの売り上げを寄付するという運動に賛同して購入した三枚。大きな声じゃ言えませんが、もう一枚おまけをもらいました。Gato Libre好きなんで、ちょうど良い機会にと購入。以下田村さんのタイムラインをコピー↓



コロナウイルスで大変な状況が続いていますが、今後ますます予断を許さない感じになって来ています。
僕たち(田村夏樹、藤井郷子)は3月と4月のライブを全て延期とさせていただきました。
避けられるリスクは避けたいと思い決断しましたが、ライブハウスや共演ミュージシャンの方達に、大変迷惑をかけてしまい心苦しく思っています。
政府はライブハウスやミュージシャンに対する具体的な保証を未だ打ち出していません。この状況が長く続くと立ち行かなくなるライブハウスも出てくるのではと思い、何か自分たちで出来ることは無いかといろいろ考えました。
皆さんに旧譜のCDを格安で買っていただき、その売り上げを普段出演させていただいているライブハウスに寄付したらどうかと思い至りました。
みんなが大変な時期に人気もない僕たちの旧譜がそんなに売れないことは十分承知していますが、微力であっても人との距離を取りつつ、何かしら自分で出来る事を行動に移さなくてはとの思いです。
ご理解いただき、ご協力いただけたら嬉しいです。
https://www.librarecords.com/snj/store_j.html
でご確認ください。
6月末までの特別企画です




数々のライブハウスもクラウドファンディングを始め、生き抜く手段を模索しています。本当は今までお世話になってきた会場や人すべてに何かしらの方法で応援したいと思っていますが、結局は一箇所にどうのこうのだとキリがなくなるのでなにも出来ないまま手をこまねいています。申し訳ない気持ちでいっぱいです。自分の生活を維持するので精一杯で傍観してばっかりです。
posted by さだおか at 12:06| 兵庫 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月16日

ロシアンパブの女 前半

本日公開の動画は、朗読に即興で劇伴をつけるライブ映像です。いや、説明しようとすると五万文字とかなるんで出来るだけ短縮して書こうとしたら翻訳文みたいな日本語になってるんですが、そうとしか言えんのです。






僕が書いた「ロシアンパブの女」という文章を武藤くんと伊藤君が前後半分けて朗読を担当してくれています。今回は武藤くんのパートです。



一応説明欄に文章全文を載せてますが、ここでも出しときましょう。以下、長いよ。




 僕の実家がある町にはロシアンパブの寮があった。
 僕が子供だった当時ですら子供なんて十人もいなかった。そのくせゲートボール場が二か所もあって、元気な隠居達が十人以上集まってやっていた。たまに帰ったときに前を通ると、あの当時からやっていた爺さん婆さんがいまだにやっている。何年老人をしてんだろうか。それに比べて今じゃ子供なんて五人もいないという。少子高齢化を絵に描いたような地方の町である。そんな町にある日、金髪の白人の妙に色っぽいおねーちゃん達が住むようになった。繁華街のロシアンパブで働く人たちだった。数年前に町にあった個人商店のスーパーも潰れて、コンビニまで歩いて片道二十分もかかるような場所にロシア人だ。当然町がザワついたそうである。その当時僕はもう地元を離れていたので実際にザワついた様子を見たわけではないが、たまの休みに帰ったときにそれまでとはい違った大人たちの不穏な溜息が感じられた。家族の誰が何をと言うわけではないが、たまーに近所のご婦人連中が集まってお茶でも飲んでるときにどうやらそういう風な話をしている感じがしたのだ。明らかに不満や愚痴を話していた。またそれとは違った角度で町のおやじたちにも動揺が走ったようで、それに対してさらにご婦人たちがザワついていた。
 夕方には見たこともないくらいの短いスカートを履いて、その町で嗅いだことのないような香水をつけた数人の色っぽい、いや完全に、エロい女たちが歩いていた。でも繁華街までどうやって行っていたんだろうか。とても歩ける距離じゃないのだ。車で迎えに来るくらいならもっと違う場所に住めばいいものの、あんな老人しかいない町になぜ住んだのだろうか。目に見える反対運動なんてものはなかったが、明らかに色物を見る目で見ていた。まるで腫物のようだった。

 僕の実家がある町には泥棒が住んでいるらしい。どこそこの息子の手癖が悪く、たまに人の家に入って何かを盗んでいるらしい。毎日犬の散歩の振りをして次に入る家の偵察をしていると家族が話していた。そこまで分かっているのに警察を読んだりできないのは、その息子というのが多少おつむがあれな上に引きこもりで、何をどう言ってもしょうがないとその家族以外が思っているらしい。ただ毎日のように犬を連れて家の周りをうろつかれたら近所の連中にも言って注意をはらうくらいのことしか出来ないのだという。そういう暗澹とした町にロシアンパブのおねーちゃん達が暮らし始めたのである。ちょっとアレな息子カケル水商売の女・・・言葉にする必要がないほどに暴発の危険を感じる。嫌な予感しかしない。開戦前夜という響きの方がシーンとしてそうだ。いや、田舎の夜は本当にシーンと音がしそうなくらい静かなのだが、あの当時はシーンがピーンと張り詰めていたような、息も詰まるような気持ちで暮らしていた大人たちもいたのだろう。どうか平穏であれ!関わるな!犬の散歩もするな!いっそのこと犬を山に捨てに行こうかと考えた人もいるとかいないとか。

 案の定その息子がその家に下着を盗みに入ったのである。当然だろう。起こるべくして起こった事故である。そんなもの正常な男性でもここにロシアンパブの女たちが住んでるよと教えられたらそこを通る度に靴ひもは解けるだろう。持っていたスーパーの袋は破けて中身をぶち撒けてオレンジとかをその家の門内に転がそうと工夫するだろう。
 その息子はちょっとアレだというが、案外アレな人間ほど欲望のままなのだ。だから近所なのに泥棒に入る。少しでも考えればそんなことしたらそこで暮らしていけないと思うが、そんなことどうでもいいのだろう。村意識が強い町だったので警察に突き出されたり、その家族を見放すことはなかったが、その時ばかりはそうはいかなかったのだろう。ロシアンパブの女の下着である。警察方面以外も色々と黙ってはなかったのだろう。盗みに入った男は捕まり、その後ロシアンパブの女たちは町から去り、その一戸建ては十年以上誰も住むことはなくボロボロになった末に昨年末には更地になっていた。更地になってその家は意外と広かったんだなと思ったが、あの男はどこから入ってどうしてバレたんだろうかとそんなことばかり考えてしまった。俺だってロシアンパブの女の下着を手にしたいよ。でも・・・。結局そのアレな息子はまたその町に戻り、今でもたまに犬の散歩をしているそうである。
posted by さだおか at 17:42| 兵庫 ☔| Comment(0) | movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする