2017年07月10日

葭葉、定岡対談その4

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対談企画第四弾です。



定岡  モチアンのトリオとかバンドってなんであんなにサウンドが浮遊てしてんのに、全員が当たり前のようにテーマをドンって一緒に入れるのかなって不思議で。あれは何なんやろうって。きっとメロディーとか音楽の何か強さを信じて信じ切っていってるんかなって。

葭葉  やっぱりドラマー目線やからそういうとこにたどり着きやすいのかもしれませんね。ピアノやとやっぱりハーモニーばっかり見てしまう部分があって。あんまりメロディーの強さっていう意識よりも、「あ、今のコードなんやろ?」ってそっちの方に行ってしまうんですよね。

定岡  それも大切なんですけどね。でもそれは僕からするとカラーの一つやから、それよりかは誰が何言ってるんかってほうが強いんじゃないかなと。天気が雨、とかみたいなもんじゃないですか、ハーモニーのしかも一瞬のハーモニーって。でもそれでガラっと変わる場合もあるんだけど・・・。あ、最近知ったんですけど、「EVIDENCE」って「JUST YOU, JUST ME」の進行なんですよね?

葭葉  あー、そうなんですか?

定岡  全然元の曲に聴こえないって思って。あのコード進行でモンクが作ったって最近畠山さんに聞きました。あの人よう知ってるから。

葭葉  畠山さんも持ってるものめっちゃ深そうで、あの人面白いですよね。

定岡  あの人は狂ってますから。

葭葉  穏かそうに見えるんだけど何か秘めてるものめちゃめちゃありそう。

定岡  葭葉さんのアンサンブルの作り方と一緒で、僕もそれぞれ四人の個性を活かす中でどうしたらいいかっていうのがあって。畠山さんに関しては特に注文しないんです。ただやってほしいパターンとかだけは指定するけど、演奏の中でこうしてほしいっていうのは何もなくて。ま、言ってもしゃあないから、頭狂ってるから(笑)「ちょっと何やってんすか、先輩!?」みたいなことやるし、それがまた格好良かったりするし。関谷さんは関谷さんでちょっとこちらの希望を出して何を弾いたらいいかって具体的なビジョンが作りやすい人やと思うし、自由にさせたら自由にさせたで良いんだけど、言ったほうがいいかなってときは言います。でも大体僕が注意するのは崩しすぎないでっていう。

葭葉  ハハハ。でも関谷さん崩しても格好良いけどねぇ、あの人の崩し方って。

定岡
  格好良いんだけど、そこまでしなくても伝わるし。そこまでしちゃうと引いちゃうかなっていうこっちのプロデューサー的な判断として。で、當村に関しては、まぁ、音を聴くな!っていう(笑)

葭葉  ハハハ。

定岡  當村は即興というか、反応する音楽・・・ジャズって反応する音楽じゃないですか、それをずっとやってたから反応しちゃうんです。僕は反応しなくていいっていうか、反応する前に音を出せ、と。人の話聞く前に喋ろって言ってて。だからこれも當村の音は半分まではいかないけど結構消してて。関谷さんも畠山さんも消してるんですけど、それは人の音聴いて反応してますーって音は全部消してて。それよりかは無垢な衝動というか何も考えてなくて弾いてる吹いてるって音を僕は使いたくて。反応してる音は若干遅いんですよ。それに音に体重が乗っていない。それがちょっとでも分かるとシラケちゃうから、僕自身が。

葭葉  将来そういう監督になってそうな、今オーラ感じました(笑)

定岡  このSOKKYOっていうのは一発録りしてて、ENSEMBLEっていうのはサンプリングみたいに皆の音を使って僕が組み立て直してる即興演奏なんです。ちょっとずつカラーが違うと思うんです、SOKKYOとENSEMBLEは。ENSEMBLEのほうは間がたっぷりあるし、逆に詰めてるとこは詰めてるしっていうので、ミックスしてる段階で意識したのは演劇とか、あと映画ですよね。小さい頃から映画はよく観てたから。きっとこういうデザインとかの感覚も、映画というか視覚的なそういうあれで、僕全然アート勉強したことないから・・・写真も勉強したことないし。

葭葉  感覚で。

定岡  そうそうそう。あとは好きな人とかいるじゃないですか、有名だけどアラーキーとか大好きだから。でも写真好きな人にアラーキー好きですって言ったら、何言ってんのー?みたいな。ミーハーみたいに思われるから言わないようにしてるんですけど。そういう好きなものがあれば研究するし集めるし。

葭葉  確かに。

定岡  だから編集は映画を作る気持ちでやりましたけどね。編集にこだわってる監督とかいるじゃないですか、北野武とか。

葭葉  はいはい。

定岡  演技をつけないらしいんですよ、あの人は。ただ歩いてっていうらしくて。それを編集でどこどこに行くように歩いてるように見せるってだけで、前後をちゃんと作れれば、ただタバコを吸ってるだけでも意味が出るから、それを意識しましたね。

葭葉  はー、深い!

定岡  深くはないよ(笑)それはいわゆるジャズ、テーマがあってアドリブするっていうのでは出来なくて。あ、そうそう、あと僕そっちがちょっと苦手になったのは、否が応でも進んでいくじゃないですか。ここもっと皆こうなったほうが良いのにって思ったところでも勝手に進んでいっちゃうから。で、どんどん次の景色というか新しくなっていくと、そこでもっとやっていたかったなっていう瞬間がいっぱいあるから。それが僕は悔しくて。だから自分がやるときはアドリブスペースを設けるんじゃなくて、各人が際立つようにあらかじめ構成してて。だからそれが嫌でしたね。ジャズっていうか曲が進んでいくっていうのが。ポップスや歌モノってそれをしっかり打ち合わせやリハの段階で出来たりするから、じっくり三分の曲を作るのとアドリブでやるのとでは全く違うじゃないですか、演奏の作り方も仕方も。僕はどちらかといえば作り込んだほうが好みかなっていうことでしょうね。

葭葉  作り込むの私も好きなんですけど、ジャズの魅力で感じてるのはその次の展開が、次に次に流れてる音楽だからじゃないですか。逆に次に次にって流れるその感じが好きで、共演者と一緒に作っていくって感じがすごい好きっていうのもあるんですけど。私何か抑制されたものがあるんですよ。縛られるの大嫌いなのと、ある程度のルールがあってそれを守らないといけないっていう状態がすごい苦手で。その守るべきものが少なければいいんですけど、もう十個守らないといけない項目があって全部守らないといけませんよっていう場合に於いて能力が発揮できない人なんですよ。もうフニャフニャってなちゃって。

定岡  あー。

葭葉  ジャズだとその都度新しい発見があって。

定岡  ルールも変わりますしね。

葭葉  そういう感じがすごいツボだったんですよ。




今回は注釈なし!


あと一回です。最後はあっさり終わりたいと思っています。


どうぞお楽しみに!
posted by さだおか at 16:29| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | セロニアスモンク大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月09日

葭葉、定岡対談 その3

対談中に出てくる歌とリズムの関係性を簡単に象徴してるかなという演奏動画です。



ではその3、はりきってまいりましょう!


葭葉  晴萌ちゃんとのオリジナルやってるカルテットも元々メンバー自体が半固定っていう形でやってたんです。晴萌ちゃんが東京で私が関西だったんで、まずこの二人の予定を合わせないとっていうのが最優先事項で。私が東京行ったときに晴萌ちゃんと現地のミュージシャンに頼んで、逆に晴萌ちゃんがこっち来たときはこっちのメンバーでっていうのでやってたんですけど。内容がオリジナルなんで、やっぱりその、毎回毎回新しい人とか違うメンバーでっていんじゃなく半固定のほうがいいだろうっていうのがあって。

定岡  オリジナルの場合は特にね。曲の咀嚼がいるから。

葭葉  そうですね。その延長でピアノトリオもそのスタイルになってるっていうのがありまして・・・。

定岡  いや、僕もね、色んなことやってるんですけど、一緒にやってる人ってほぼ決まってるんですよ。當村とかね。それはやっぱりいちいち説明が要らないっていうのがあって。新しい人や日の浅い人とやると、「それちゃうねんけど」っていうのが僕はすごいあるから・・・やっぱり言わずもがなの関係性というか。

葭葉  そうですよね。ライブとしてはやっぱりその方がクオリティーも上がるし面白いんですよね、恐らく。

定岡  まぁ面白いんですけど集客力が上がるかっていうとねー(笑)

葭葉  ままま、そうなんですけど(笑)

定岡  それが一番の問題なんだけどなぁ。

葭葉  新しい人とすればそっちの方がもしかしたら集客が期待できるかもしれないっていうのはあるかもだけど。

定岡  「あ、違う人とやってるやん!」っていうので来てくれる人もいてるし。

葭葉  曲がかぶってるっていうのもありますしね。

定岡  そうそう。僕の場合はオリジナルは全くなんですよ。書かないんですよ、書けないし。

葭葉  えー、意外ですね。

定岡
  それが出来ないんだったら構造を変えてしまおうっていう・・・。ジャズっていう・・・、例えば僕はアンサンブルの構造を変えたくて・・・、だから基本的にはアドリブをせずに曲をどれだけ曲としてやるかっていうとこだけでやっていってて。このアルバムに入ってる曲とかはだいたいそんな感じで。いわゆるアレンジを超えたアレンジ(※1)をやってて。

葭葉  あ、だからそうか曲の長さがこういう感じなんですね。

定岡  即興とかやるとやっぱり長くなりやすいんですよ、8分とか。それを出来るだけJ-POPの長さでやりたいと。だから4分とかにしてるんですよ。即興の方は3分とかにしてて。

葭葉  それだけで聴きやすいと思う。

定岡  でもまぁ二曲だけ長いのも入ってるんだけど、それはもうこっちも長いからこそ出来る演
奏があるから、それはそれでやってるんですけど、基本的には聴きやすいのっていうのがあって。一曲聴いてパって次の曲になるんやと思われるくらい短くして。あと個人的な好みでソロギターとソロピアノが二曲ずつあって、構成として色んな編成をやってて。四人でやったり、そこに野津が入ってたり、當村と畠山さんと野津だけでやってる曲もあったりとか、色々組み合わせて色んな面を出しつつ飽きさせないような感じでっていうので作っていって。だから僕はジャズがしたいっていうよりかは、もっとJ-POPとか、ああいう風な方がアルバムでって聴いたときは好きなんで。だから出来るだけそういう影響でやっていってます。

葭葉  やっぱりキーワードは「飽きさせないこと」ですよね。なんか私自身もこのピアノトリオ作ってますけど、どれもほとんど同じような曲調でもなくて、なんか色々と色んな方向から曲を作ってみましたよーっていう感じで作ってて。だから一曲ジャズのスタンダード入れてるっていうのも全然ありっちゃありなんですよ。あとライブもそうなんですけど、同じような曲調が並んでたりとか、ジャズライブもいいんですけどアドリブをしてそのアドリブが命みたいな感じじゃないですか、ジャズライブって?でもそのパっと聴いたときにやっぱ退屈やなっていうのがあって、私自身の中で。

定岡  うんうん。

葭葉  じゃ退屈じゃないライブって何なのかみたいなこと、人のライブ行ったら思うし、自分のライブでも「あー今日のはちょっと退屈やったかも!」って反省しつつ、なんか皆が予想もしなかった方向に行くようになんかしないとっていうのはすごい共感できるところです。

定岡  うん。

葭葉  エレベ(※1)の磯部直樹君っていう次の対バンのときの。あの子はほんとにその期待を良い意味で裏切ってくれる奏者なんですよ。曲がもし普通の曲だったとしても、たぶん直樹君が入ることで良い意味で変態っていうか、この人普段何考えてるんやろうと思わせるようなプレイをしてくれるっていうので。あと、ドラムのVON BARONさんが非常にそれに反応してサポートもするし、全然前にもガーって出てくれるしっていうので、すごく面白い空間が作れるっていうのがありまして今回はレコーディングメンバーではないけれども・・・。まぁ集めるのが大変っていうのがあるんですけど(笑)だから面白くなるんじゃないかなという予想はありますね。あとセモ大は私は期待度というか、ものすごい面白そうだなという、まだライブ聴いてないけどそれがすごい伝わってくるような、あのーウェブ上の出方とか情報の出方というか、「あ、これ絶対変体系や」っていう(笑)

定岡  っていうかね、他の三人はなんも分からずやってると思うんですよ。CDに関しても、録音の時点で僕はこうしたいっていう絵はあったんで、だからピアノのこういうのが欲しいとかサックスのこういうのが欲しいっていうのがあったんですけど、それを出来るだけ抽象的にしか言ってないから。長い音下さいとか。

葭葉  はー。

定岡  それで何分か長い音だけ弾いてもらうとか、色々やってて。多分聴いてもらうとびっくりすると思いますよ。マイルスのビッチェズブリューとかあるじゃないですか?あれをやりたくて。テオマセロっていうプロデューサーがマイルスとかの録音した音源を全部編集して再作曲してるんですよ。それをやりたくて。だからサンプリングに近い状態でみんなの音を使いつつやっていって。あと最近はあんまりだけど、演劇の影響がすごくあって。(※2)

葭葉  えー!?

定岡  演劇とかもだけど、音だけの情報で・・・さっきも葭葉さんも言いましたけど、アドリブでどうのこうのって僕はどうでもいいかなって思ってて。それよりかは一曲目こうやったときに二曲目はこの曲来るとか、そういう全体の流れとかー、映画もやし何でもそうなんですけど、ワンシーンなり一秒でも良い瞬間があったらそのライブや作品は良いものやって僕は思ってるから。だからその一秒をどうやって作るのかっていうのをずっとライブでセモ大とかは構成とかMCは考えながらやっていてたんで。だからアドリブは最初からやらないっていのは、それよりは良い一秒、見てる人がワーって思うような一秒なり一瞬があれば良いっていう。でもそれは見てる人によって感じ方が違うから、色んなフックを設けて、
ここに引っかかる人もいれば違うとこに引っかかる人もいてるからっていうのでいろんなことやりつつ。

葭葉  ライブは普通にアドリブを入れたりするんですか?

定岡  ライブはねー、えーっとそれは非常に説明が難しくて(笑)アレンジによるんですけど、アルバムだと二曲目の「LIGHT BLUE」って曲なんですけど、元は八小節くらいの曲なんですよ。そのアレンジを説明すると、一拍の四分音符を三連で割って、その三連の一つを一拍と捉えて、四分の三が四小節で元の曲の一小節っていうことにして、だから全部で八かける四で、三十二小節でコーラスっていうのにしてるんです。しかもゆっくりで。

葭葉  はぁ〜。

定岡  これは元ネタっていうんじゃないけど、ドラムの富樫さんのオリジナルかなぁ。プーさんとやってるアルバムでそういうベースパターンの曲があって、それを拝借したっていう。で、これはテーマやった後はピアノソロでやってるんですけど、ベースだけテンポを守ってもらってドラムとピアノはフリーというか、くっつきつつ離れつつみたいな感じでテンポも関係ない瞬間もあるし、ピアノとドラムだけでガァーっていってるけどベースは関係なくパターンを弾いてるっていう。それをまぁアドリブというのかどうなのかっていう。

葭葉  ハハハ。

定岡
  この「GREENCHIMNEYS」っていうのは、まず八分の七拍子、ドン・パン・ドッドン・パ・ドン・パン・ドッドン・パっていう八分の七拍子でドラムが叩くっていうのを決めて、それで・・・僕も何してるか分かってないんですけど、當村が八小節くらいでメロディーのタンタンタンタッタタータンっていうのを一回吹くっていうのをやってて。

葭葉  はー(笑)

定岡  サビまでは曲のサイズ通りにやって、サビはテンポを若干落としてピアノ一人でってして、きっかけあればまた最初よりちょっと早いテンポの八分の七拍子でタンタンタンタッタタータンを好きなだけ吹くっていう。サイズだけ八小節って決めてて、アドリブじゃなくて曲みたいな・・・まぁ聴いてもらったら分かると思いますよ。

葭葉  めっちゃ面白そう!

定岡  で、CDの場合は編集が出来るから、サビのピアノだけの所を何個も何個も重ねて複雑というか全然違う雰囲気にしてます。アドリブっていうのがフォームを使って何回も繰り返すっていうことを指すのであれば、それはやらないですし、それは拒んでるかな。そこに僕は魅力は感じないかなぁ。そうじゃないところでやりたいかなっていう。でも最近はそういう風に曲をやったりするんですけどね、バラードとか。そういう風にしても良い演奏が出来る面々だと思うけど、そんなことはどうでもよくて。んー。なんかそういう感じですね。

葭葉
  へー、話聞いてるだけでも面白そう。最初の発想がドラマー視点の発想かもしれないですね。アプローチの仕方が。

定岡  そう。リズムから作りますね。ハーモニーどうするとかコードとかよく分かんないから、コード適当でいいっスって。

葭葉  はは。でもそっちの方が聴いてる方はリズムアプローチが複雑で絡み合ってる方が絶対面白いですよね。

定岡  原始的な話をするなら、やっぱりリズムから作っていってるんじゃないかって思ってて。ロックバンドでも歌とドラムからとか、まぁギターリフとかは置いといて。ドラムのパターンにたいして歌がどう絡んでいってて、さらにそれにどうハーモナイズするかってだけの話で。ジャズでたまに人のアレンジでやるってときに、「何のためにこれやってんすか?」「この付け足しの四小節何なんですか?バンプなの?(※3)」って。その取って付けた感じ、それこそ誰々がやってたとかっていうだけでやる感じが僕にはよく分かんないから、それやったらモンクの曲は個性もあるし、なんせ強靭だからどれだけいじくり倒しても跡形は残るだろうっていうので好き放題やってる感じなんですけど。

葭葉
  モンクの曲をやるときに不思議とお客さんの反応も良かったりとかするときがありますね。モンクの曲で面白い曲で、「PLAYED TWISE」ってあるじゃないですか。あれをベースとドラムがいない、例えばピアノとサックスとかで浮遊感があるような編成でやるとすごい面白くて。ちょっとトリッキーに聴こえるメロディーだからだと思うんですけど。あと例えばあと有名なんだと「EVIDENCE」とか、ああいうのはなぜかすごい入ってくるんですよ。ジャズって他にも色んな素晴らしい曲があるのに、やっぱモンクってそうやって印象に残らせる力ってすごいあると思います。

定岡  明日セモ大とは違うんだけど、モンクの曲だけやるライブを企画してて、それでモンクの演奏を最近よく聞いてるんですよ。モンクってテーマをしつこくやるんですよ。一回でアドリブっていうんじゃなくて、最低二回やってそれからもソロしてる後ろでテーマ弾いてたりとか、何なんやろこれは!?って。で、バッキングでも急に弾かなくなって消えるとか。で、それを自分なりに解釈すると、テーマっていう束縛力のあるものと、アドリブっていう解放感や自由度の高いものとのグラデーションみたいなとこでモンクはやりたいのかなぁって思って。はいテーマやりましたからアドリブ開始っていうんじゃなくて、グラデーションみたいなところでどっち行ってもいいし、ましてや消えてもいいしっていうのをやりたかったんじゃないかなっていう解釈ですね。モンクの場合アドリブがカッコイイとかっていうんじゃないですもんね。雰囲気として、普通じゃない空気が出てるっていうだけでカッコ良かったりするから。それがたぶんモンクのあのバッキングの不条理さがそこやと思うんですよ。

葭葉  決して技術どうこうっていう話じゃないですもんね。作品自体がカラーが出てるというか。

定岡  楽器が上手い下手は別としてピアノの音はすごく良いなって思ってて。個人的な好みですけどエリントン〜モンクとかって系統があるじゃないですか、僕はあれがやっぱり好きやなぁって。ハーモニー云々もあるけど、タッチが打楽器としてやってるから音が太いし強いししっかりしてる。

葭葉  確かに確かに。

定岡  もっと若い時はもっと色々思たんですけどね。なんでこんなヘナヘナなピアノばっかりなんやろうとかって。あれは恐らくビルエバンスを誤解釈した人たちによるその堆積ではなかろうかと。エバンスはタッチが非常に強いですからね、手もデカいし体もデカいし。まぁ見たことないけど(笑)(※4)

葭葉  ははは。

定岡  そういう多くの誤解を孕んでるからピアノって楽器はすごく難しいんだろうと僕は思いますね。






※1  そういえばエレベーターガールって全然見なくなりましたね。中学の修学旅行で東京タワー行ったときに居たような気もするけど。あ、エレベってのはエレキベースの略であります。

※2  影響だなんだって言ってるが、実はそんなに見に行ってるわけじゃない。好きな作家に宮沢章夫や別役実といった劇作家や演出家が多く、その文章や戯曲から、考え方や方法論を学んでいる。

※3  以前「車輪の唄」が卒業パーティーで叩きたいという美容系の女学生を三カ月ほどレッスンした。この一曲のためにレッスン来てくれるんだし、わざわざブラシ(大体三千円前後)を買わずに僕のを貸しますよと言ったのだが、結局ライブ後に感謝の言葉と一緒に返却されたブラシの柄はリムショットでボッコボコになっていた。まだ新品だったのに・・・。文中はBUMP OB CHIKENではなく、VAMPといって、曲導入部や間奏時に演奏されるリズムパターンのことである(コトバンクより)。

※4  気になってネットで調べたが全く身長に関する情報が出てこなかった。そりゃそうだ。誰もミュージシャンの身長なんて特に気にしないから。でも少なくともミュージシャンを目指す段階で色々と考察する中で体格って気になりませんでした?僕は気にしましたよ。腕の長さとか、体重とか骨格とか。ドラマーだからなのかな。だから、今でも芸能人とかテレビの中の人の身長を知ったりしたときは、意外と大きい、意外と小さいって興奮してしまう。



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posted by さだおか at 09:47| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | セロニアスモンク大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

葭葉、定岡対談 その2

対談その2でございます。

まだまだライブの予約は受け付けております!

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葭葉  アルバムの曲が実体験を元にしてるやつばっかりなんですよ。一人ぼっちでやばいときに作ったのとか、レコーディングの間際に出来たのとか。これがその、変な曲の代表なんですけど、「scattered chopped cabbege 」っていう曲が。清水さんが一番これはジャズだって言って叩いてくださって。めちゃめちゃな曲です(笑)

定岡  へぇー。

葭葉  あんまりね、ハッピーな曲がないんですよ。(ブックレットの曲順で「sky is the limit-uta-」を指しながら)これだけ唯一これからも可能性が広がって欲しいなっていうので作ったんですけど、ボーカル入りで。でもちょっと歌詞は恥ずかしいのでまだ・・・。

定岡  ブックレットにないですもんね。

葭葉  そうなんですよ。でも一番の歌詞しかまだ出来てないっていうのもあったんですけど。でもなんかオリジナル曲を持ってるミュージシャンってやっぱり良いなってすごい思っていて、自分を表現するっていうのに関しては素晴らしいなっていうのはありますね。誰かの曲を誰かの真似みたいな感じでっていうのは、演奏は確かに素晴らしいかもしれないけど・・・完成度が確かに高いかもしれないけど、そういうライブを聴くよりもオリジナルでやってる人たちのほうがなんか心に残るんですよ。っていうのも自分がそういうタイプっていうだけなんですけど。それでオリジナルばっかりでっていうのでやってましたね。

定岡  うんうん。

葭葉  それで晴萌ちゃんとのカルテットで、たまたま清水さん帰国するタイミングで連絡したら、ぜひ一緒にやりましょうってなって。あと橋本現輝君が実はジャズを始めた時くらいからの共演者で。彼は元々オリジナルが好き系のプレーヤーだったんですよ。そういうこともあって、自分の曲をするときは現輝君にお願いすることが多かったんですけど。それでその二人が相手してくれてるときが、ちょうどこのアルバムを作ってるときで、この2016年の一年間がちょうどそういう時期だったんで。

定岡  タイミングが良かったんだ。

葭葉  そうそう。で、ピアノトリオの話が来たときに、ふと思ったのが誰もしてないことがしたいってすごい思っていたんです。それで誰もしたことがないピアノトリオっていったら、ちょうど今、西と東でこんだけ相手してもらってるんやから、それぞれ分けて作っちゃおうと思ったんです。最初は一枚にするか二枚にするかっていうので悩んでたんですけど、でもまぁ一枚でいいかって思って。わざわざ変えなくても、いつの間にか変わってるぐらいの感じでいいかなと思って作ったんです。ベーシストに関しては、ドラマーとの相性で選んだ部分がわりとあるんですよ。ドラムが清水さんのときは萬さん(※1)で、実は萬さんは何年か前に木畑さんとライブしてるときに聴きに行ってて、飛び入りとかさしてもらったこともあるんですけど、その時は簡単なスタンダード曲だったんですけど萬さんが凄すぎて落ちたんですよー(笑)

定岡  うん(笑)

葭葉  その時のあー!!!っていうトラウマを背負ったままやったんですけど、あれから数年経ってて、もしかしたら今なら一緒に何か作れるのかもしれないと思って、勇気を出してオファーしたら、「いいよ!やろうやろう!」って言ってくれて、それがきっかけですね。萬さんと清水さんっていう組み合わせでやったっていうのは。

定岡  (ブックレット確認しながら)これはだから、意図的にどのリズムセクションでどの曲を録ったかって書いてないわけですか?

葭葉  そうです。意図的にっていうのもですけど、スペースの都合上だったんですけど(笑)あんまり細かい文字をたくさん入れたくなくて、なるべく最小限の文字情報にしたいなっていうのが実はあったんです。

定岡
  ほぉ〜。

葭葉  CD屋さんに置くんじゃなくて、ブックカフェとか雑貨屋さんに置いてる感じのCDが作りたくて。(ブックレットの写真を広げながら)最初はこの写真でいいやってなってたんですけど、パターンとか枚数があんまりなくて、やっぱりグランドピアノ載せないとちょっとアレかなっていうのでこっちの写真になったんです。

定岡  ずっと思ってたんですけど、これなんでケースが写ってるんですか?

葭葉  たまにツッコまれるんですけど(笑) これは家感を出したくて。

定岡  家感!?(※2)

葭葉  はい(笑)こんな家ないやろってツッコまれるんですけど。これがあると家感が増すんです。

定岡  ・・・そうですかね?(笑)(※3)

葭葉  でも私これは譲れなかったんですけど、実は(笑)

定岡  そうなんですか!?でも画のバランス的にすごくこう、構図的にも・・・なんていうか視点が散るかなって思うんですけど。(※4)

葭葉  (ケースを指しながら)こっちに行っちゃいますか?

定岡  そう。だからNordにスポンサーでもしてもらってんのかなって思って。

葭葉  違うんです!家感を出したっかったんです!

定岡  家感なんだ・・・。っていうか家感って何!?(※5)

葭葉  家感って・・・かしこまってる感じを出したくなくて、撮影場所をブルックリンパーラーさんでしたのも、ちょっと小洒落た感じででもホテルやホールじゃない感じで、でもライブハウスを貸し切って写真を撮るっていうのもあんまりイメージができなくて、家感を出したかったっていう。

定岡  それだけなんだ。

葭葉  まぁあと個人的に木造建築好きなんです。それでまぁそういう雰囲気も程よいっていうことで、これを採用したかったんですけど、CDの内容にあまり合わないかなっていうことで・・・。

定岡  ふーん。

葭葉  それとメンバーが住んでるとことか違いすぎるんで、カメラマンさんに頼んで別の日に一緒に集まって撮るっていうのが難しくて。なのでレコーディングの時の写真をブックレットの中には使いました。それとこの清水さんの写真だけ色がね何故かちょっと。

定岡  ほんまや。セピアっていうか。

葭葉  これはもう意図的にしたっていうことにしたっていうことにしてもらっていいですか?(笑)清水さんからオーラとエネルギーが出てるっていう。

定岡  でもまぁ言われないと気付かないですよ、こういう細かいとこって。(※6)

葭葉  ベースの織原さんとの出会いも不思議で。27歳くらいの時に、私がイントロに遊びに行ったりしていて、その時に織原さんもホストか遊びに来ていたとかで居てて。私が関西で若井優也さんのライブとかを聴きに行ったりしてて面識はあったんで、イントロで若井さんに会ったときに「愛子ちゃん愛子ちゃん!」って話しかけてくれて、で、織原さんがそれを聞いてて、別の日の高田馬場のコットンクラブでオールナイトでやってるセッションに遊びに行った時に、「愛子ちゃんだよね〜?」って向こうから声をかけてくれたのがきっかけで、なんて喋りやすい人なんだってなって。それから、東のトリオとして録るってなったら織原さんしかいないって実はそこで思ったんですよ。あと現輝君の上京のタイミングもあったんですよね。で、東京のスタジオDEDEさんか神奈川のハピネスさんっていう、エンジニアの人がやってるスタジオがあるんですけど。

定岡  へー!

葭葉
  そこは料金が良心的でジャズの人も使ってみたいなんですけど、ただ、全部個室で分かれてて、モニターとかアイコンタクトが出来ないんで耳だけで全部演奏しないといけないっていうことで、もしアイコンタクトが必要となると難しいっていうのは聞きました。でもほんと情報収集って大変ですよね。何もないとこから作るっていうのは。

定岡  そもそも作ってる人自体も少なかったりするから。関西でも最近でしょ、こんな量産されるようになったっていうのは。一つは富士通TENのスタジオが利用しやすいっていうのがあって、あとはWAY OUT WESTの藤岡さんが下地を作ってくれてて、少し前にあの人が培ったノウハウにミュージシャンが頼んで、そっから各々自分でやっていたりしてっていうのが今は多くなってるんでしょうね。






※1  何年か前にDUOをする予定だったが、腸閉塞で入院となって中止して以来会っていないかもしれない。あの時はライブハウスにも萬さんにも迷惑かけました。関係ないが入院したあの病院はもうない。新しく別の場所に建て替えられたのだ。何故だか津波だ高潮だで脆弱の極みのような河口にわざわざ建てたのだが大丈夫か?


※2  この時点ではイエカンという言葉の響きに戸惑っているだけ。

※3  そして段々と家感じゃなく部屋感じゃなかろうかと思い始める。

※4  それにしても家感なんて日本語ないだろうと動揺した心情を察せられないように話を小難しくしてみようと企む。

※5  そこまで言われちゃ仕方がないと、ちょっとだけ本音をさらしてみたのがこの時。こっちとしてはツッコミのつもりで踏み込んだ気でいたが、思っていたような反応が返ってこずにさらに動揺。「今日はちょっと大変かも」と内心思いつつ、俺だってDISCOMMUNICATION ENSEMBLEと名の付いたバンドをやってんだかんな!と挫けてはならないと誓った。

※6  実際この時言われるまで全然気づかなかった。CD購入した人でも未だに気づいていない人もいるだろうなと思う。「SEMODAI 2」でも一か所半角スペース消し忘れてるとこありますが、気付いた人いますか?


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posted by さだおか at 09:37| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | セロニアスモンク大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月07日

葭葉、定岡 対談その1

来週末に創徳庵である、セモ大レコ発対バン企画で葭葉愛子トリオと対バンします。その連動企画で葭葉さんと対談しました。全5,6回の予定です。現在鋭意編集中なんて水曜どうでしょうみたいなこと言ってますが、実際そうなんですからしょうがないじゃありませんか!?


今日から毎日公開していきます。


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葭葉  木畑さんが師匠で、あの人のライブを聴きに行ってたんですよ。で、ある日突然京都のグリニッジハウスのマスターから連絡があって、私はそんなしょっちゅうライブに出てたわけじゃないんですけど、二回くらい出演したことがあるんです。畠山ゆきさんのトラで。

定岡  へぇー。

葭葉  その時に一回だけマスターが演奏聴いてて、十年前くらいに良いアーティストがいたらその人を応援したいっていうプロジェクトがあったらしくて、でもそのプロジェクトもピンと来る人がいなくてずっと止まってたらしく、でも何か形にしたいっていう気持ちがマスターにあって、私がまた他の会場で演奏してるときに見に来はって。それでちょっと話があるから梅田のサンマルクまでちょっと来てくれないか?って連絡があって、はい!分かりましたー!って何も分からないまま取り合えず行ったんです。そしたら、君は何もCDって作ってないのか?って言われて、いやそんなぁ、もうちょっとやっぱり技術を磨かないとってずっと思ってて、今はちょっと早いかなって。オリジナル曲はたくさん書いてるんですけど、でもやっぱり形にするにはもう少しかかるかなぁって思ってるんですよって答えたら、そんなん今作れー!!!って(笑)

定岡  うんうん。

葭葉  そんなんタイミングやから、とりあえずそのプロジェクトで今作りたいっていうのがマスターの気持ちだったんですよ。それともう一つ、なんでマスターが私にピンと来たかって理由があって。私は京都外国語大学出身なんですよ。で、当時サックスの福代亮樹君ともう一人ヤマシタナオキ君っていうトランぺッター奏者が二人で京都外大にジャズサークルを立ち上げに来たんですよ。

定岡  へぇー。

葭葉  それが私が四回生のときで、その時初めてジャズ聴いて、うわっ!カッコイイみたいな(笑)で、ジャズサークルに一応属してたんですけど、プレーヤーではなかったんです、その時は。

定岡  はいはい。

葭葉  ジャズってカッコイイっていう認識はあったけれども、自分は弾けないから聴きに行こうかなっていうくらいだったんです。で、学生の時はお金がないから色々探して、そしたらグリニッジハウスっていうチップ制でやってるライブハウスがあるから行こう!ってなって行ってたんです。で何回も行ってるうちに常連客みたいな感じになってたんですけど。それで、ライブ聴きに行ったときにカウンターに座ってたらマスターが話しかけてくれて、君名前はなんて言うの?あ、葭葉って言いますって。

定岡  うん。

葭葉  葭葉っていう苗字自体聞きなれないらしくて、ちょっとここに書いてくれって紙を出してきて、そこに葭葉愛子ってサインしたんです。そしたらマスターは「難しい漢字なんだね」ってその会話はとりあえずそれで終わったんですけど、それが八年前の出来事で。で、マスターがそろそろCDとか作れたらなって思ってるときに、なんかファイルが出てきたらしくて、そのファイルはそのアーティストを応援してるときの色んな資料を挟んでたファイルだったらしくって。で、そこの一番最後のページに、なぜかあの時私がサインした紙が入ってたんですよ。それでマスターがあぁー!って思い出して、もう君やー!ってなったらしいです。なんかそういう不思議な縁があるんですけど。

定岡  へぇー!

葭葉  で、ジャズのライブハウスとしてはスタンダードをメインにしてるお店だったんで、レコーディングでもスタンダードを録ったりしたんですよ。でも、まだちょっとタイミングが早い!っていう気持ちがすごくあって。で、私自身がオリジナル曲が多いっていうのもあったんで、スタンダード一曲だけ残した状態で、あとはオリジナルで固めたっていう状態で、形にしましたー!って店には報告はしに行ったんですけど。

定岡  へぇー。

葭葉  CD作るってなった時に、たまたま私がオリジナルにすごい力入れてる時期で、テナーサックスの今井晴萌ちゃんとずっとオリジナルバンドっていうのをやってて、ライブするたびに何か新しい発見を私もミュージシャン側も欲しいし、お客さんも欲しいだろうと思って毎回曲を書いてたんです。一曲でも二曲でもって。それこそライブ開始前にちょっと思いついた曲とかもリハーサルでちょっとやってみたりとかして、アレンジとかも考えたりとか色々やってたんです。それでちょうどレコーディングの話いただいて、その晴萌ちゃんとのカルテットもずっとオリジナルでやってるっていうのもあるんですけど、そこで実験もしながら、自分のピアノトリオでも実験しながらみたいな感じでやっていって、それからこのピアノトリオのCDを作ろうってなったんですけど、周りに誰もちゃんと自分で作った人がいなかったんですよ。誰かにこういう曲を歌ってくれって頼まれて歌いましたっていうふうにCDを作ったっていうか参加したっていう人はいたんですけど、自主的に全部自分でやったっていう人がいなくて。色々情報収集したいのに出来なくて、大体の人がCD作るのにミュージシャン主導じゃなくて、別にプロデューサーみたいな人がいて、CDを作るのに引っ張っていく人が必ずいるっていう状態だったんですけど、私の今回の場合は誰も引っ張る人がいなくて。だからまず手始めに、なんとか予算で作れるようにっていうので、晴萌ちゃんとのバンドのを手探りで先に作ったんです(※1)。

定岡  ほう。

葭葉  それで色んな人の繋がりでがあって、五島さんに巡り合ったんですけど。

定岡  あー、タイムマシーンレコードのね(※2)。

葭葉  そうそう。で、五島さんに録音をお願いして、録音会場は伊丹ALWAYSで。元々がオリジナル曲だけのバンドで、曲は二十曲くらいあって。CDに別に全部入れなくてもいいし、トリオの方にに残しといてもいいしくらいに考えてたんで、カルテットの方は初期の曲を中心に録音していったんです。

定岡  なるほど。

葭葉  で、五島さんと関わることで、CDを作るにはまず何からどうしたらいいのかって説明を受けて、それでようやくなるほどって(笑)。CD作るのにそんな時間がかかるんやってその時初めて知ったりして。その時が晴萌ちゃんも初めてのレコーディングだったんで、二人共勉強になったって感じだったんです。

定岡  うん。

葭葉  その時は五島さんがレコーディングもミックスもマスタリングも全部やってくれたのでそれが普通やと思ってて、いざ自分のトリオで録るぜ!ってなったときに、まさかミックスもマスタリングも別々で、しかもそれぞれ一日ずつ立ち合いでって、そういうイメージが全くなかったんで、えー!?って(笑)

定岡  ふふふ。

葭葉  ちなみにエンジニアさんが東京の方でして・・・。

定岡  (ブックレットの写真を見て)場所はDEDEですよね?(写真を指差して)これ松下でしょ?(※3)

葭葉  そうですそうです。

定岡  甲陽の同級生です。

葭葉  へぇ〜。偶然DEDEさんに行き着いて。

定岡  へー。でもここも高いでしょ?僕も松下にどうのこうのしたいからって値段聞いたら、「お・・・おぉ!?」っていう値段でしたね。まぁ相場をよく知らないんですけど。

葭葉  実際結構なお値段で、噂に聞いてた金額でございました(笑)

定岡  ちゃんと正攻法で音を作るってなるとある程度はするんでしょうけどね。でもどうにか正攻法を切り抜けていくって方法で色々と製作費を抑えられるわけで。僕ならビッグアップルで録ってるとか、五島さんに頼むっていうのも正攻法を切り抜けるっていう一つの方法でもあって。ミックスも込み込みだし、録音が一発録りだから、ちゃんとした音環境、楽器や会場の響きとかそれがちゃんとしてれば、おそらくスタジオでブースに分かれてやるよりも生々しいライブ感で録れるっていうことはあるでしょうね。

葭葉  結局トリオのはブース分かれてやってるんですけど、内容がインプロっていうかジャズやし流れていってるから中身の修正が出来ないって言われて、出来てテーマのミスタッチのとこを直すくらいだったんですけど。そういうのも何も知らなかったから、ずいぶん勉強になったなぁって思います。

定岡  なるほどね。

葭葉  それで今回は変な言い方なんですけど、正規ルート通って作ったんで、次また自分で作るってなったときにどこをどう工夫できるかっていうのを考えるのにいいきっかけになったなと思いましたね。音にしてもデザインにしても。例えば自分の部屋で録ったとしても、そうは聴こえない雰囲気のCDも中にはあるじゃないですか。

定岡  うん。

葭葉  ほんとにあの、録り方次第っていうのは思いましたね。録音するとこの響き方とか鳴り方とかでもあるんでしょうけど。

定岡  あと音の加工。ミックスダウンも。

葭葉  とにかく無知すぎたんですけど、色んな人に支えられてっていう作品になりました。

定岡  ははは。

葭葉  でも、なにも知らない私が引っ張らないといけないっていうのはすごいプレッシャーでしたね。その時頻繁に連絡取り合ってたミュージシャンが松本有加ちゃんと浦嶋左織さんで、松本有加ちゃんが先にCD出してたから色々と話を聞いたんですけど・・・(笑)

定岡  ふふ。僕はあの人が酔ってるときにしか会ったことないけど(笑)(※4)

葭葉  それであのー、CDの作るのに何からどうしたらいいの?って聞いてもやっぱり色々なことが分からなくて。「ジャスラックってどうするんですか?」っていうことから聞いたんですけど、「そこはスルーしました」って返事が来て(笑)

定岡  でもあのアルバムはオリジナルでしょ?(※5)

葭葉  そうそう。

定岡  だからスルーでも大丈夫だけどっていう。






※1  「Aiko Yoshiba HARUMO IMAI original ProJECT BAND」 2016年発売の葭葉愛子プロデュースCD処女作。テナーサックス今井氏と共に活動してきた企画バンドでオリジナル曲中心。企画バンドといってもベースとドラムは半固定メンバーでライブ活動をしているが、CDに参加のメンバーでの組み合わせのライブがまだ実現していないというある意味レアなレコーディングとなった。紙ジャケットの質感にもこだわった手作り感満載の作品。 8曲入り1,500円。



※2  金田式DC録音方式で素晴らしい音を提供し続けているレコード会社。




※3  同級生というだけで呼び捨てにしているが、今や凄腕のエンジニアなのだろう。学生時代から録音機器や音源に金を注ぎこんでいて、きっとそれは今も変わらないのだろう。それにしてもあの時の松下の部屋は汚かった。物が多くて多くて。




※4  我が町春日野道の春日野道商店街のイベントに参加してくれたんだけど、イベント後に飲みに入った店でノリノリの連中とノリノリに飲んでいた。挨拶して一言二言交わしたのだろうか。ノリノリが非常にうるさく、且つ有加ちゃんの声が小さく全然何言ってるか分からなかったが、間だけは外してはならないと適当に返事だけした記憶がある。我ながら恥の多いコミュニケーション力である。



※5  「ひとりごと」 2015年8月2日発売。Amazonで購入可能。癒し系というより、癒しそのもののような歌声。井川遥なんて比べるまでもないことは言うまでもない。


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ライブ会場でお待ちしております!
posted by さだおか at 16:55| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | セロニアスモンク大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月05日

セロニアスモンク大学の動画(後編)。








新しい動画を二つ追加しました。MONK'S MOODとBYE-YAという曲です。是非ご覧ください。


以前アップした動画がいまいち視聴数が伸びておりません。少し寂しい。いや、寂しい。ほんと言うとすっごく寂しい!


是非こちらも併せてご覧ください。雨の夜長に度数の高い酒を舐めるように呑みながらゆったりと見てもらえたらと思います。






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posted by さだおか at 13:55| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月03日

OMAKE DISCの残数があと少しです。

たびたびCDのことで申し訳ないのですが、手売りと郵送でお買い求めいただいた方に付けているOMAKE DISCが僕の手元にはあと約30枚となっております!


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ありがたいことに、本編もいいけどこっちも良いよねという声もチラホラあり、作ってよかったなと思う次第であります。


ただ、CD-Rになりますので、僕が一枚一枚焼いて作ってるんですが、結局その人件費や時間等を考えたらプレス業者に発注した方が良かったなと後悔も少なからずしております。だって大変だからネ!でもまぁ、その手間を惜しまないことがフリーランスというか自営者の生きる道であるとも分かってはいます。はい。


音盤のみでしたら100枚以降も追加することは可能ですが、印刷したジャケットが100部ちょうどしかありませんので、近石さんの絵と僕の短い後書きを手元に置いておきたいという方は是非お早めにご購入下さい!

あと約30枚であります!


郵送でもお付けします。直接購入が希望でしたら取り置きも致しますので、お会いする日時等を教えてもらえれば置いておきます!遠慮なく連絡ください。コメントでも構いませんし、monkdaigaku@gmail.comにメールでも構いません。


もう一度言いますが、

僕の手元のOMAKE DISCはあと30枚です!



因みに、缶バッジとキーホルダーもあと10個ほどになってしまいました!もちろんこちらもご希望の方は取り置いておきます!

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お早めに、何卒お早めに!
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2017年07月01日

ライブ動画公開です(前編)。

セロニアスモンク大学のライブ動画の公開です。

ドラムのほうにカメラを置いたのでどうしてもピアノやベースの音量が小さくなっていますが、どうぞお楽しみください。

全部で四つの動画を公開します。まずはエピストロフィーとベムシャスウィングです。







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posted by さだおか at 14:47| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月26日

SEMODAI 2 発売日決定!

セロニアスモンク大学のセカンドアルバム「SEMODAI 2」のCDショップやAmazon、ディスクユニオン等での取り扱い、つまり発売日が決まりました!


2017年7月26日(水)発売決定!


現在、Amazonでは予約受付開始しております!
セモダイ2(SEMODAI 2) - セロニアスモンク大学
セモダイ2(SEMODAI 2) - セロニアスモンク大学






もう一度、発売日を大きな文字で。





2017年7月26日(水)でございます!!!



ディストリビューションはディスクユニオンにお願いしました。ですので、大阪のディスクユニオン店頭でもお買い求めできるのではないでしょうか?そこらへんは僕の営業努力次第というとこもありますが、そうですね、神戸大阪京都のショップには果敢に営業していきたいと思っています!



ライブ会場か郵送でお買い求めいただいた方には数量限定ではありますが、OMAKE DISCが付きます。これはAmazonでは手に入れることは出来ませんので、そちらの方が欲しいという方はぜひメンバーから直接買っていただくか、monkdaigaku@gmail.comまでご連絡ください!



どうぞ宜しくお願い致します!

posted by さだおか at 10:24| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | セロニアスモンク大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今月以降のスケジュールです!

6月


27(火)三宮旧居留地 100BANホール
ジャムセッション
高橋俊夫piano 泉正浩bass 定岡弘将drums
開場19時半頃 開演20時 終演22時頃
1500円
http://www.100ban.jp/studio/index/







七月


自主企画ライブ!
1日(土)中崎町 創徳庵 DISCOMMUNICATION TRIO
定岡弘将Drums 當村邦明T.sax 井上歩Ba
開場19時 開演19時半
当日2,300円 予約2,000円
http://ameblo.jp/soutokuann/


昨年から力を入れているバンド、DISCOMMUNICATION ENSEMBLEの野津レスVer.であります。この三人で定期的にやっておりますので、いよいよサウンドが渦巻いてきている感があります。スタンダードを自由ではありますが決して奔放ではないアンサンブルでやりたいと思います。ぜひ!





7日(金)神戸 BIG APPLE
田村夏樹Trumpet,voice 藤井郷子Piano,voice 定岡弘将Drums,voice

1,田村夏樹(trumpet,鳴り物)solo!!
2,田村夏樹(trumpet,鳴り物) 藤井郷子(PIANO)定岡 弘将(ds)TRIO!!
3,田村夏樹,藤井郷子,定岡 弘将(全員voice!!)

開場19時 開演19時半
当日2,500 予約2,000

前回田村さんのソロのセカンドでDUOで出演させてもらいましたが、そのとき楽しかったので再演、いや藤井さんも参加されるということでまた新しい感じでやれると思います。非常に楽しみなライブです。ぜひ体感しに来てください!




セモ大レコ発対バン企画!
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15日(土)中崎町 創徳庵 
葭葉愛子ピアノトリオ with 磯部直樹(eb) Von Baron(d)
セロニアスモンク大学 are 定岡弘将Drums 當村邦明T.sax 関谷友加里Piano 畠山令bass
開場12時半 開演13時
当日3,500円 予約3,000円
http://ameblo.jp/soutokuann/



お時間早めになっておりますので、15時半には終わっている予定であります。

このライブのために葭葉さんとの対談をしてきました。文字起こしして、近日中にこのブログにて公開する予定であります。
なんてったってレコ発であります!気合いが入らないわけない!





23日(日)明石POCHI スペシャルジャムセッション
高橋俊男Piano 泉正浩Bass 定岡弘将Drums
開場18時半 開演19時
¥1860
http://www.pochi-live.com/




25日(火)三宮旧居留地 100BANホール
ジャムセッション
高橋俊夫piano 泉正浩bass 定岡弘将drums
開場19時半頃 開演20時 終演22時頃
1500円
http://www.100ban.jp/studio/index/



自主企画ライブ!
26日(水)春日野道 ギャラリー神戸天昇堂
定岡弘将Drums 柏谷淳a.sax 甲斐正樹bass
開場19時 開演19時半
チャージ 2,000円
飲食物の提供はありません。持ち込み可。差し入れは大歓迎。



今年は今まであまり一緒になることがなかった人とやりたいという想いがあり、ベースを甲斐さんにお願いしました。甲斐さんとちゃんとライブするのってまだ僕が学生か二十歳過ぎたあたりに何度かスタバでやったくらいで、ちゃんとコンボでやるのって初めてなんじゃないですか?
そしてサックスの柏谷さんもなかなか一緒になることがなく、昨年のぞみ青果で一緒にやって以来であります。
選曲としましては、普段の少しロイクーなテイストの曲ではなく。歌ものの歌心があって軽やかなメロディーのものがサウンドするんじゃないかと予想しています。楽しみなライブです!




八月



22日(火)三宮旧居留地 100BANホール
ジャムセッション
高橋俊夫piano 泉正浩bass 定岡弘将drums
開場19時半頃 開演20時 終演22時頃
1500円
http://www.100ban.jp/studio/index/




26日(土)高槻 JK RUSH
行本清喜 tp,etc. 沖至 tp 関谷友加里pf 谷中秀次ba
START 19:00
CHARGE 3000円





自主企画ライブ
28日(月)中崎町 創徳庵
定岡弘将Drums 當村邦明T.sax 藤川幸恵Piano 森定道広Bass
開場19時 開演19時半
予約2,300円 当日2,500円



30日(水)元町 cafe萬屋宗兵衛
定岡弘将ds 浅井良将as 野津昌太郎gt 石川翔太ba
開場19時 開演19時半
当日2,300円 予約2,000円 学生1,500円
http://www.soubei.co/


31日(木)神戸 BIG APPLE
discommunication ensemble
定岡弘将DRUMS 野津昌太郎GUITAR 當村邦明T.SAX 井上歩BASS
開場19時 開演19時半
当日2,300円 予約2,000円
http://www.geocities.jp/kbigapple/








九月




SEMODAI 2 レコ発企画!
6日(水)神戸 BIG APPLE SEMODAI 2
定岡弘将Drums 當村邦明Tsax 関谷友加里Piano 畠山令Bass
guest 野津昌太郎Guitar
開場19時 開演19時半 
¥2,500 予約¥2,300
http://www.geocities.jp/kbigapple/



SEMODAI 2 レコ発対バン企画!
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20日(水)大阪 umeda ALWAYS
小倉直也セプテット
セロニアスモンク大学
開場19時 開演19時半
予約3,000 当日3,500 学生2,500



SEMODAI 2 レコ発対バン企画!
11月29日(水)六甲  KOBE ALWAYS
DALIHI https://twitter.com/dalihi_
セロニアスモンク大学
詳細未定



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posted by さだおか at 10:13| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | schedule | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月20日

先日の萬屋宗兵衛でのモンクナイト経て。

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先日の萬屋宗兵衛へお越しいただいた皆さまありがとうございました!





セットリスト
1st
1 IN WALKED BUD
2 BRILLIANT CORNERS
3 BA-LUE BOLIVAR BA-LUES-ARE
4 PANNONICA
5 BEMSHA SWING


2nd
1 THELONIOUS
2 UGLY BEAUTY
3 RAISE FOUR
4 BOO BOO'S BIRTHDAY
5 GREENCHIMNEYS


セットリストの通り、1stはBRILLIANT CORNERS、2ndはUNDERGROUNDをやりました。ま、UNDERGROUNDの最終曲がドアタマに来てるのはシンコペーションと解釈してくださいな。


この日を迎えるために、随分とその二枚のアルバムを聴き込んだんですよ。だから、演奏もそのニオイを少しでも出したくてテーマをしつこく繰り返したりしましたが、終わってみるとそんなことはやはり小手先の芸であり、モンクの本質性に近付ける手段ではなかったのかもなと思ったりしています。


ではモンクの本質とは何ぞや、と。ま、鏡というかトリコロールというかベンジャミンっていうか、そんなものは受け手それぞれのモンク観があって然るべきで、となると、正しくはモンク感かっていうとそれも微妙っつーか絶妙に韻は踏んでないわけですよ。ライムっていうのかね。


何度も聴き返して改めてその音楽性や存在感を際立たせているのは不穏さと違和感であろうと。そしてその両方が反復するメロディーと折衝するアドリブラインという点があるのではないかと。モンクは意地でもテーマを固辞するが、それをヒョロヒョロっとすり抜けるがごとくサックスのアドリブが耳に聴こえるんです。でもやぱり岩山のようにモンクの硬質な音が立ちはだかっている。もうこれはどうにもならんぜオイ!っと思った瞬間消えるんですよ、アイツ。弾くのやめるの。でも、また唐突に音の塊を放ってくるわけ。必ずそれはアドリブに対する呼応というよりは、あくまでもメロディーへの応酬という情感の音を弾くわけ。それに対してベースとドラムは七三分けで黒縁眼鏡した公務員みたいに「感情何ソレ?」って感じで居るんだけど、時々存在感を見せつけるあたりが憎いよなぁ、って話の途中からライブ盤の感想になってましたな。


グラデーションっていう表現しか思いつかないんだけど、メロディーとアドリブとのグラデーション、リズムの正調と破調とのグラデーション、和音の清濁のグラデーションとか、とにかく曲のタイトルにもなってるけど、UGLY BEAUTYなんでしょうね。そういう点であのタイトルはモンクの思想の根幹だったわけで、意味は意外に深いと思っています。


それと今更ですが、BRILLIANT CORNERSというアルバムは完璧ですね。まずその、曲が良い。表題曲であるBRILLIANT CORNERSはジャズ史上屈指の名曲でしょう。よくラウンドミッドナイトとか言われますけど、もちろんあの曲も良いんですが、テーマを二回繰り返す二回目が倍のテンポで、しかも元のテンポとはまた違ってそれぞれにメロディーの際立ち方が違うっていう演出構成もさることながら、そんなことしても一切揺るがない強靭なメロディーが素晴らしいですよね。最初のタータタタン!って鳴っただけで、すごくニオイっていうかオイニーが耳や鼻だけじゃなく半径2mは煙ってますよ。それくらい強烈な印象がありながら、その先もっと先を聴いてみたいと思わないではいられないメロディーですよね。全く他のミュージシャンには創造もできない音列であります。


あと、萬屋店主の蜂谷さんにフライヤーを褒められまして、ちょっと嬉しかったです。どこかの羅人には「ビョーキです!」と回し蹴り食らわされましたが、やっぱりインパクトと情報だろうと最近改心いたしまして、赤や黄色といった暖色を中心にお送りしております。


再演ではなく、また違ったアルバム単位でやってみたいと思っていますので、今後ともよろしくお願い致します!
posted by さだおか at 11:38| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Live | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする