2019年04月12日

20190412

「それでもボクはやっていない」という周防正行監督の映画を観た。晩飯の準備にBGM変わりに流していた程度だったのだが、気付けば大根おろす手を止めて見てしまっていたのだ。


内容はおのののか、おっと、各々検索するなりして知ってもらえたらと思うが、簡単に言えば、痴漢での冤罪の話である。


見終わって思ったのは、まぁタイトルがタイトルだからそういうオチ(判決)だよね、ということである。では何が面白くて料理する手も止めて見入ってしまったのかと言うと、非常に丁寧に作られている点に関心して見入っていたのである。


逮捕も裁判も経験ないし、傍聴したこともないが、逮捕から裁判所で判決を受けるまでの過程での警察や検察での取り調べのやり取りや、とかくその内容が非常に丁寧に作られていた。知らなくても明らかに丁寧だと感じるくらいなのだ。下調べも相当なものだが、監督としての偏向した視点よりも純粋に情報としてその過程を撮っていっているのが分かったのだった。だから映画としての流れは淡々としていているが、その丁寧さだけで143分もたせたのだから、それは並大抵の丁寧さじゃないんじゃなかろうかと思う。カリスマ美容師のそれや和食の名店の料理のそれやトップブリーダーの種付け並みかそれ以上だろう。


あと最近また東海林さだおさんのエッセイを読んでいるが、あの人の文章も丁寧なのだ。まぁあまりの細かさにありゃ女々しいと言い換えれんような気はせんではないが、微に入り細を穿つような文言の積み重ねと切り返しに、上手いなぁと感嘆してしまう。多くの人がそう思っているだろうが、エッセイ書かせたら日本で歴代一位の文章の上手さだろう。淡々としていながら滔々としている文章だ。



春日野道の住人として気になっていることを。


万代で買い物をする際に楽しみにしている一つが店内放送の店長によるその日のおすすめ商品紹介である。あの伸びきったテープにひたすら重ねて録音しているような微妙に歪んだ感じと店長の声色が相まって中毒性の高い仕上がりとなっていた店内放送だが、4月以降まったくなくひたすらBGMだけの日もあれば、昨日今日と店長の声ではなくもっと年若く、しかも録音もクリアで鮮明で、まさに宣伝然としていて思わず買い物が加速してしまいそうな放送に変わっていたのである。もしや店長が代わったのかと気を揉んでいるのである。といってもスーパー滞在時間なんて長くて30分くらいのもので、8時から23時半までやっているたかが30分のことだから他の時間帯はどうなのか分からないところも悶々とさせてくれる。


あと日暮通に一年ほど前に移転してきた某ハンバーガー屋が閉店しているようなのだ。


以前はすぐ近所に住んでいて、三宮かどっかからすっごいお洒落なハンバーガー屋が来たもんだと春日野道の街角が華やいだものだが、今年に入ってから開いてるのか閉まっているのか分からない状態が続いていて、前を通る度にシャッターが下りていて、どうなっとるんや華やかさよ?と気にかけていた。一度は食べてみたいなぁと食べログでメニューを確認したりしたが、やはり華やいだ雰囲気は苦手で一度も入ることはなかったが、やはり来ているお客さんたちもさぞかし華やいだ様子のひとばかりでますます気が引けていたということも今となっては正直に口にしようと思う。まぁ告白である。


それが昨日前を通ると、ついに看板があった場所に広島屋不動産の入居者募集の看板があり、思わず「あ!」と立ち止まってしまったものである。なんというかしょっぱい気持ちになりながら色々考えて見た。春日野道という下町には不釣り合いなほどの華やかさであったが、おそらく店主もそのギャップというか意外性を気に入って出店したはずだが、前から来ていたお客たちも春日野道という地場では下手に通うことが出来なくなってしまったのではないかと僕は考えている。


あと、隠れ家的、という枕詞が付くような飲食店で人気の所というのは、実際に絶妙な隠れ家感があってこそであり、同時に的であるがこそ客は絶えることなく、むしろ川の流れも細いとこほど速くなるがごとく客の流れも集中していくのだろうが、所詮は春日野道の街角では隠れ家的ではなかったということなのだろうなとも思った。


あと阪急駅前のMEATSが日々設備が進化していて凄いことになっている。高架下なのに独自の進化をしている。社長の力量なのだろうな。チキンカツ100円が好きでよく買う。
posted by さだおか at 11:07| 兵庫 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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