喜んで拾っていると、友人に「そんなもん拾うのやめなよ。なんか連れて帰っちゃうよ」と言われたが、「だったら家帰ったら塩かけとくわ」と返事をしたら、もうこんな奴と一緒に飲んでもしょうがないという風に鼻からフン!と息を吐いて前よりも早く歩いて行った。
結局酔っ払ってしまえばどうってことなく相変わらずの馬鹿は話に終始し、二軒三軒とハシゴした挙句に別れ際には熱い握手をして別れたのだった。

まぁ、自分でも良い趣味とは思ってないが、スネアやドラムをわけのわからんもんにしたくて貼りたいので持ち帰ったが、ちょうど塩が無かったのでアジシオを振りかけてベランダに一晩放置してから机の引き出しにしまったのだった。