2016年12月14日

東京日記2

めしばな刑事タチバナ

東海林さだお


今回の東京行きはライブの他にも目的があった。それを説明するとなると二泊三日くらいの旅行に行かねば説明できかねん内容だが諸々割愛すると冒頭いきなりあった二つの名詞にたどり着く。キーワードは蕎麦と荻窪。


まずは蕎麦。この場合の蕎麦は立ち食い蕎麦屋を意味すると思ってほしい。前回二月に東京に行った時に一軒だけ立ち食い蕎麦屋に入った。立ち食いとはいえ値段帯がそうなだけで、椅子がある店も多い。もりそば300円前後で食べられる店を勝手に僕はそう呼称する。その蕎麦屋での食事を中心に空いている時間は過ごそうと思ったのは前回新宿の思い出横丁のかめやという路上のカウンターのみの店を夜中に見て、夜食はここにしようと決めて写真を撮って帰ってきたら閉まっていたという悪夢から9ヶ月後のリベンジも果たさねばという思いもあったのである。

その欲求が刺激されたのが先に書いためしばな刑事タチバナという漫画原作のドラマだった。内容云々は割愛するが、とかくB級グルメの類を蘊蓄とロマンと目一杯の愛情をもって描かれており、関西圏にはないチェーン店や、逆に京都にある王将本店への憧憬が関西と関東の距離感を感じずにはいられないようなこともあったが、とかくその内容は役には立たないが面白いことが多くあるドラマだった。それを見てショックだったのが、関西と関東での蕎麦の存在感の違いだった。

個人の嗜好もあるが、僕にとって蕎麦とはうどん屋のメニューに「かけうどん・そば」という風に表記される程度のものでわざわざ蕎麦屋に入って食べたいと思うようなものでなく、ざるそばとてうどん屋で食べて満足していたのだった。しかし関東圏ではそれが逆転とまではいかないにしても、それに近い価値観となるようだと理解した。

そしてそのタイミングでさらに奮起するように東海林さだおさんのエッセイ「偉いぞ!立ち食いそば」を再読。東海林さんは西荻窪に仕事場があり、その駅前の富士そば全メニュー制覇を掲げ奮闘するさまを書いた名エッセイ本がそれだ。結局は制覇は無理だったのだが、富士そばの社長との対談もあり、少なくとも富士そば未経験者にとって富士そばのススメ的な内容で、未見なる富士そばへの妄想は肥大化すること間違いない。ここでライブ翌日の昼飯に西荻窪の富士そばに行くということを決め、ホテルチェックアウトが10時だから、まず帰りのバス乗り場の東京駅のロッカーに荷物を置きに行ってから中央線で高円寺から西へ各駅を歩いて行けばちょうど腹が減る頃に西荻窪に着くだろうと予想した。


結果的に行った蕎麦屋と食べた蕎麦を書く。

11月16日14時頃 新宿 かめや 天ぷらそば330円
11月17日1時頃 新宿 嵯峨谷歌舞伎町店 もりそば290円、かきあげ100円
11月17日10時頃 新宿 千曲そば もりそば大盛り360円
11月17日14時半 西荻窪 富士そば ミニかつ丼セット 値段忘却500円くらいだったような
以上。

ライブに来てくれた人のお勧めで嵯峨谷行きました。いわもとQという蕎麦屋を探しきれずに、何度も通った道に嵯峨谷があり、これも救いかと吸い込まれていきました。揚げ物も美味しいと聞いていたが、油が悪かったのか歌舞伎町ゆえか少し油臭かったです。でも100円だからね、美味しく食べます。

やはり普段蕎麦食いでないためか、暖かい汁物の蕎麦を食べると心のどこかで「うどんが食いたい」という気持ちが出てしまうので、寒かろうが潔くもりこそ蕎麦食いと勝手に思い込んだのでその選択肢以外なかった。(かめや以外)どの店もイメージ通りシャキッとスルッとズズズッと美味しく、関西での駅蕎麦や立ち食い蕎麦のそれとは比べようもない蕎麦中の蕎麦といった趣で、これで300円なら牛丼より断然こっちやなと思いましたし、24時間の店も多く飲んだ後にラーメンでなく蕎麦という選択肢の方が翌朝の胃もたれや罪悪感は軽くなるかなと思った。

とはいえ食文化の違う関西圏には関東チェーンの蕎麦屋は簡単には進出してこんだろうなと簡単に想像がつくので、また東京に行くたびに立ち食い蕎麦を楽しみにしようと思う。今回行けなかった梅もと、いわもとQ、笠置そば、ゆで太郎、小諸そばもいずれはと思う。

中央線を歩いた印象は、各駅に王将があるという驚きだった。

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posted by さだおか at 14:12| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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