2014年11月07日

REVURE 20141107

 批評だ批評。世の中批評がすべてだ!・・・ってそんな世の中絶対に丸ーくおさまらない気がするので僕は嫌ですが皆さんはどうでしょう?ってそんな難しいこと考えてないでレビューレビュー。

TOM WAITS「CLOSING TIME」
tom waits.JPG
 
 バーの閉店後のことだ。「なんだよ今日のピアノのやつは常識ねーのかよ!使ったら元通りにして帰れよ。常識だろ?」とかなんとか言いながらマスターがふらつきながらピアノに近付き蓋を閉めようとするが、酔っ払って重いもん持ったりしたら危ないし、最悪の場合自分だけじゃなく大切な楽器まで傷んじゃうと一瞬冷静になって疲れて椅子に座った。なんとなくCの音を弾いたりしたかもしれない。なにかの曲のさわりを弾いたりしたのかもしれない。長年調律もせずにへばったピアノの音だったのかもしれない。さらに酔っていたせいかそんな音で昔の出来事を思い出したりしたのかもしれない。そのせいで気が重くなってぼんやりしているのかもしれない。忘れてたこと思い出してしまってまた急いで忘れたくて目を瞑ってたら眠ったのかもしれない。気怠いような安寧のような、コロコロとオルゴールの針が一音一音弾くように音が聴こえてくる。そんなアルバムだ。タイトルとジャケットが収録されている12曲以上に物語っている。
 声は夜を静かにするだろうか?
 おさまらない感情を飼い殺すのがなぜ悪い?
 それが夜に沈むという行為だろ。静かな夜は誰かがきっと歌っているのだ。呟くように囁くように、自分を時間に滲ませるために。
 自分が自分だと思っていた以上に自分は自分でも未知なる部分があったのだと気づかせてくれるはず。それが良い音楽の条件であることは疑いようもない。信じてくれてもいい、これは良い音楽だ。
 聴いても、泣くなよ。
posted by さだおか at 11:06| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | REVURE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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