2020年08月05日

読書記09

近況を。


先週末に淡路に帰った。色々と用事があったが、夕飯を家族と食べ、ほろ酔いで自室に帰ってもう一杯二杯呑んでたら寝落ちして夜中の3時に起きてしまい、そのままずるずると朝を迎えてまた出かけてということで過ごした。現在体調不良。溜まった疲れが出ております。暑いしね。


7月以降に読了した本を画像でパパっと並べます。


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まずは僧正殺人事件。

古典になればなるほどに細かいこと云々ではなく、全体で読ませるっていうんですかね?分かりますか、このニュアンスが。人間関係や心理描写やってそんなことで読んでいかせるんじゃなく、文章を書くっていう欲望で読むという欲望を刺激してんですよね。堪らないです。





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五番目のコード D・M・ディヴァイン著

ディヴァイン作品はお初。すいすい読み進められて好感触。人物設定や描写が際立っていて、台詞のやりとりが心地よい。小説として読み易くて安心してサッと読了。






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横溝屈指の短編である「鬼火」を読むために借りた。半年ほど前にも借りたが、その時は日本物より海外物に目が向いていたので結局読むこともなく返却していた。で、久しぶりに横溝を読みましたが、とりわけこの「鬼火」の文章の美しさったらないですね。グロテスクなんだけど、ひたすらに描写する文章の美しさと声に出した時の音感に感動。「真珠郎」と「鬼火」は必読やね。あと乱歩の「蟲」と「陰獣」は美しき日本文学そのものである。






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初高村薫。文庫で上中下巻ということで多少構えながら読み始めるも、ぐんぐん引き込まれた。が、著者特有の文体というか文章のリズムで牛の歩みの展開に多少困惑して一部斜め読みでやりすごす。それに冒頭の岡村清仁からの手紙で心折れかけるからね。でもそれさえ越えれば面白いだけ。現在中巻を読み進めている。
posted by さだおか at 11:00| 兵庫 ☀| Comment(0) | 読書記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする