2020年02月03日

読書記

順番は前後するが、読書記に関して。


読書記というのを始めてみる。いつまで続くかは定かではないが、読書は死ぬまで続けるだろうからぼちぼちと書いていくつもりだ。


簡単に言えば個人的な読書後の感想を綴るだけである。これを読んだ人が読みたくなるようなことを書こうとも思わないし、オチを書くことだってあるだろう、登場人物の名前も一切の説明なく唐突に出すし、ちゃんとその本を読んだ人にしか分からないようなことも当たり前のように書いていく。無情な読書感想記である。


まぁブログなので日々のアレコレを気負わずに書けばいいのだろうが、人が何食ったとか何処行ったとか僕はピンとこないのでやらんのだが、図書館で常に本を借りているということから考えるに、僕の趣味は読書なのであろうと思ったのである。


そういえば高校生のときも毎週末のように図書館に行っていたが、34歳となった今も二週間に一度は必ず図書館に行っている生活なのだ。春日野道に越してきてからは出掛けるということが極端に減った。休日でも自宅警備を中心に活動しているが、それでも三宮図書館までは行くがそれ以上西にはなかなか行かない。ミント神戸すら行かない。かといって東にはもっと行かない。行って万代春日野道店である。あ、昨夜は西灘の「まるやす」というラーメン屋に行ったか。


まぁそんなことはさておいて、そのとき読み終えた小説を取り上げて書くつもりだ。そのときの僕の気分が出ればそれだけでいいと思っている。レビューですらない読書の日記である。


人にすすめようと書くと雑念が混じる。


人によく思われようと書くと、これまた雑念が混じる。


ま、そういう感じでぼちぼちと書いていきます。
posted by さだおか at 10:40| 兵庫 ☁| Comment(0) | 読書記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

黒川博行著「破門」

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いわゆる「疫病神シリーズ」の五作目。



といっても「疫病神」「国境」と順番に読んだものの、そのとき図書館にあったので借りたはいいが、結果五作目だっただけのこと。まぁこのシリーズは続きものではないからと高をくくっていたら、二宮が小鳥のマリを飼っていたので驚いた。が、読み進めていっても特に問題なく一安心。



全作読んだわけではないが、このシリーズの最高作は「国境」だと思っているが、今日は「破門」である。


途中のカジノでのルールや講釈は必要だったのかと思うが、全体的に登場人物の会話が非常にスムーズでぐいぐい読み進められて良かった。それが黒川さんの作品の最大の特徴だろう。この人の小説の魅力は台詞に一切の違和感がない上に、そこに純然たる人格が見事に描写されているところにある。ま、簡単に言えば、こういう人ならこういう言い回しをするだろうということが間違いなく展開されているということだ。


本当にあっという間に読んでしまい、読了してすぐ図書館に読み飛ばした三作目と四作目を予約した次第である。



とはいえこの人の小説にはまったくのクズしか出てこない。よくもまぁこんなクズばっかりおるなぁと溜息も臭くなりがちではあるが、どのキャラクターも酒の飲み方が潔くて非常に好感が持てる。「仁義なき戦い」を観たときもそうだが、水のようにビールを飲む人ばっかりで、しかもその飲み方が美味しそうでしょうがなく、わざわざ瓶ビールを買ってきて定食屋や中華料理屋で出てくるような小ぶりなビールのコップでキュッとやりたくなるのだ。食欲や性欲といった人間の根源のような欲望を刺激するというのはやはりパワーがなければならないので、その点で黒川さんの小説というのはひときわ魅力的である。


この小説を読んでバランタインのハーフロックを飲みたくなるのは正常な反応だと僕は思うのである。
posted by さだおか at 10:29| 兵庫 ☁| Comment(0) | 読書記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする