2016年02月29日

20160228 尼崎にて

起きてすぐカーテンと窓を開ける、澄んだ空気が部屋へ流れ込み、見上げた空の具合に「今日はボート」と言われたような気がして、早々に着替えて阪神電車に飛び乗った。

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3Rから7Rまで、一切勝つことはなく財布からスカンピンの気配がひしひしと感じられたが8Rにて逆転ホームラン。額は前日の呑み代が無かったことになった程度だったが、ボートでそれくらい出たら十分である。

尼崎で一番気を付けなければならないのは、会場にいるおっさんおばはんの約80%は野犬のような目をしているので、安易に一喜一憂しているものなら噛みつかれるので、例え舟券をとったところで奥歯を噛み締め腹の中でパンパカパーンと叫ぶしかない。

僕が8Rで「そのまま!そのまま!5逃げろ!絶対カーブ流れんな!」と必死になっていたとき、すぐ隣に座っていたおっさんがまだボートが一周目を回ったところにも関わらず、持っていた鉛筆と舟券をビリビリに破り捨てていた。その眼は一瞬遠くを見つめ、その後酒臭い息を吐き出し、被っていたキャップを深く被りなおした。あまりにも絵になりすぎたのだった。

その後JRまで歩くも、歓びの缶チューハイを手にしていたのでカメラは鞄の中にしまっていたのだった。
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2016年02月26日

三月のスケジュール!

3月

1日(火)北野 BASIN STREET ヴォーカルジャムセッション
高橋俊男Piano 泉正浩Bass
開場19時 開演19時半
¥1,500
http://www.basin-st.com/


4日(金)明石POCHI CYNDIカルテット
CYNDI vo AYAKO pf 泉正浩ba
1st 19:30 2nd 20:40 3rd 21:50
¥2,600
http://www.pochi-live.com/index.html



5日(土)福島 Red&Blue
高橋俊男Piano 嶋中潤Bass
演奏開始19:30〜(2セットもしくは3セット)
¥ノーチャージ
http://www.red-and-blue.jp/



8日(火)北野 BASIN STREET ヴォーカルジャムセッション
高橋俊男Piano 泉正浩Bass
開場19時 開演19時半
¥1,500
http://www.basin-st.com/


16日(水)梅田ALWAYS メロンオールスターズの音楽
メロンオールスターズ
森定道広bass 行本清喜trumpet 津上信子flute 由中小唄vocal 有本羅人trumpet/bass-clarinet 荻野やすよしguitar 登敬三t.sax 井上歩bass 原口裕司drums and more
開場19:30 開演20:00
予約前売り¥2000 当日¥2500
http://www.always-live.info/index.html


おすすめライブ
19日(土)大泉学園 in F
「KYOU-SHIN」
加藤一平Gt 野津昌太郎Gt
開場19時 開演20時
¥2500
東京都練馬区東大泉3丁目4−19
mail in-f.sato[at]nifty.ne.jp 
tel 03−3925−6967


東京には数年前にNHKラジオの収録に浅井7で行った以来の演奏での上京です。ライブハウス出演も初めてなら、ライブというのも初めてで緊張はしていますが、関西でもよく一緒にやる野津が一緒なので安心感も大きいです。

イージューにしてやっと活動性を持ってきましたが、まだまだガッツイていかないとどんどん仕事依頼が来るような演奏家への道は果てしないなと思っています。これを機に今年は定期的に東京での活動もしていけたらなと思っています。関東方面の読者の皆さまどうぞ宜しくお願い致します!





22日(火)北野 BASIN STREET ヴォーカルジャムセッション
高橋俊男Piano 井出厚Bass
開場19時 開演19時半
¥1,500
http://www.basin-st.com/



27日(日)明石ポチ スペシャルジャムセッション
高橋俊男Piano 泉正浩Bass
開場18時半 開演19時
¥1860



29日(火)北野 BASIN STREET ヴォーカルジャムセッション
高橋俊男Piano 泉正浩Bass
開場19時 開演19時半
¥1,500
http://www.basin-st.com/


恒例の企画
31日(木)春日野道 ギャラリー神戸天昇堂 
sketch
野津昌太郎 定岡弘将
開場19時 開演19時半 21時頃終了予定
¥投げ銭 
飲食物の提供はございません。持ち込みは可能。差し入れは大歓迎。


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2016年02月25日

20160225 セモ大動画公開



マンスリーでセモ大の新しいアルバムの告知をしています。

今回はSEMODAI 2収録予定曲「遠い渚」の音源を使用。

2の方には、もはや盟友といっても過言ではない野津昌太郎に参加してもらいました。

僕からは「ノイズでよろしく」と頼んだのに、あれよあれよと気づけばこんな素晴らしいアコースティックギターのソロ演奏までしてくれちゃったりして嬉しいやら嬉しいやらで、野津のアコギのソロ曲も二曲収録予定です。そしてノイズ面でも素晴らしい音を残してくれました。

発売は年内を目指しますが、どうも年を越しそうな気がするんですよね。どうか首を長くしてお待ち下さい。



セロニアスモンク大学
定岡弘将 當村邦明 関谷友加里 畠山令
セモ大公式マスコット 野津昌太郎
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20160225 生活のまま

ふと写真の整理をしていて昨年末に撮っただろう実家のリビングでの一枚を見て作業が止まった。

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写真を何のために撮るのか、という自問自答は写真機を手にする者ならすべからく抱くことだろうが、僕自身は気の向いたときや非日常的であったり超生活的な状況に赴くとき軽やかにでも重々しく街や往来を写し、それは自分の眼と目が何を見て何に見られているのかということと、街と時間とのアンサンブルのような気分で撮ってきていたが、この一枚の写真を見てそれは間違っていた、もしくは気取っていたなと反省をした。

妹の娘、つまりは僕の姪はまだ三歳にもならず、カメラを向けるとポーズをとってくれるので嬉しくて可愛くて何枚も撮ってきていた。それを時系列にそって並べていたらこの一枚が混ざっていたのだった。あとす何年かすればこの写真に写る祖父は亡くなっているかもしれないし、かという自分自身でさえもどうかは分からないのだけれども、その場にいた人たち、それに関わる人たちには間違いなく2015年の年末の記録というこの一枚によって残像ではなく記憶としてフラッシュバックしてくるのだろうと思ったのだった。

明日にはなく、昨日にもない今だけを記録として写し止められるのが写真のすべてではないかと思ったのであります。

いつかこの写真を見て号泣する日が来るのだろうなと思うわけ。それだけでいい。

生々しい生活の写真は見るに堪えがたいが、こうしていち風景として切り取られた写真はただの記録ではあるが記録という装置を越えたものがあるのではないだろうかと思ったのでした。


いつからだろう、カメラを初めて買ったのは。ああ、五年以上前に東京に観光旅行に行くときに買ったんだったかな。それから色々ととりとめもなく撮り始め、今では一眼レフを手にしている。撮った写真からフライヤーのほとんどを制作し、facebookの方にはアルバム別に事あるごとに撮ってきた記憶の記録があげてある。ぜひそちらも見てほしいと思いますが、こうして自然と自分の表現の一部に身体的に精神的になっていったのは写真と言葉(詩)だけかもしれないなと最近思うわけ。音楽なんて嫌々やっているわけではないが、もっと重々しく考えていると同時にもっとテキトーにも考えている。生活そのもの、みたいな感じかな。その点、写真や言葉は自分の中に集積したことの表出という感じがもろにある。どちらも自然だが、それぞれに感触は違うのです。
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2016年02月22日

20160222 耳に入る言葉

所用があって近所の警察署に行ってきた。警察署というのは入った瞬間に少し圧を感じますね。こちらが一方的に感じてるのか、あの情感の皆無な深い紺色の制服がかもすものなのかははっきりとは断定出来るものではありませんが、受付で待ってる時とかもぼぉ〜っと事務作業や何やと働いてる警察署の人々を見てただけなのに「何じっと見てんだ!?逮捕するぞ!」と言われかねないと思ってしまいます。指名手配や行方不明の人々の顔写真も特に興味もなく時間つぶし程度に下手に見ていただけなのに「何じっと見てんだ!?何か知ってんのか!」と言われちゃうかもななんて思ってひたすら中空を見つめていました。まさしく虚無なり!

諸々の手続きのために書類に書き込んだり目を通していると、僕の背中の方に自販機や長椅子が並び、その並びに一枚の仕切り板で仕切って机と椅子があり、そこで制服の警官とスーツ姿の男性がたくさんの書類を机に並べてああだこうだ話していた。後ろで会話に耳を澄ますほど野暮ではないが、二人して結構な声の大きさで、フロアにいる人には否が応でも耳に入るような状態だった。「打ち合わせや大切な話ならもっと適切な場所があるんでないかい?」と思いつつ自分の用事に集中しようとしたときにその言葉がスーツの男性から発せられたのだった。

スーツ「その通りに牧伸二事務所があってどうのこうの」
警官「なるほどね。でもどうのこうの」
スーツ「道幅は広いんだけど路上駐車とか諸々がどうのこうの」
警官「で、そこは神輿はどうのこうの」
スーツ「神輿も三台でどうのこうの」
警官「神輿は止まるの動きっぱなしなの?」
スーツ「牧伸二がどうのこうの」


話を聞く限り、どうやら牧伸二さんが往来で神輿を三台使ってイベントをするからその為の許可の申請に来ている模様だったが、実際の会話ではもっと「牧伸二」という単語が乱発され、しまいには「牧伸待ち」という状態でそのスーツの男性(恐らく事務所の人間かイベント企画会社の担当者)の確信を以って説明出来ることが少ないのだと警官に話していた。

近々牧伸二さんがものすごいイベントをぶちかますのだなとファンなら発狂するだろう情報がわざわざあんな場所(正面入口入ってすぐ)の位置で交わされるという場に居合わせた自分に「ほらやっぱり持ってんだわ。因果だよ、因果」と思いつつ、所用はつつがなく終わり、帰り道はいつも以上に慎重に気を付けながら帰ったのであった。

posted by さだおか at 13:26| 兵庫 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

20160221 東京にて。

来月は東京に行きます。

2016.3.19(土)
@大泉学園 in F
「KYOU-SHIN」
with 加藤一平Gt 野津昌太郎Gt
開場19:00 開演20:00
¥2500
東京都練馬区東大泉3丁目4−19
[お問い合わせ]
mail in-f.sato[at]nifty.ne.jp 
tel 03−3925−6967

青春18きっぷで行こうということでこの日程(使用期間)になったわけですが、いざ移動を想像した時に楽器や多少の荷物を持っての乗り換え等は非常に面倒だなと思い、いろいろと考えた末に高速バス移動で向かうことにしました。30歳になってやっと20歳前後の活動力といいますか、活動性を持ったなと思いつつ、このペースじゃ一体何歳になったら新幹線移動で西に東にと演奏しに行けるのか、なんてこと考えると暗くなるだけですので今は目の前のスケジュールをしっかりとパフォーマンスし、「またお願いします」と次回のライブを決めてから店を出られるようにすることがその一歩だなと思いやっております。

関西方面の読者の方々、どうぞ宜しくお願い致します。
posted by さだおか at 00:11| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月18日

20160216 そして前の続き。

今日は今月に入ってようやく初めてのミックスダウンをしました。先月末から体調を崩し、二週間を過ぎても咳が残っていたりと全快とは呼べないような体調のまま過ごしていました。それは愛媛でもしかり。ホテルも移動中もマスクをして喉のケアをするという周到ぶりでした。自らの身体の経年変化に適応して不調さをどうにかこうにかやり過ごす方法なんて結局は少しでも不調を感じたら病院に行く、薬を飲む、住環境を整える、ほっとけばどうにかなるなんてもう今後一切思わない(ただし祈るのは有り)というふうに若さや丈夫さと引き換えに金でバランスを取ろうということになるわけだけども、二十歳のころから一切の収入変化のないこの身にはなかなか厳しいものがあります。とはいえ若い時ほど物欲めいたものもなく、これといって贅沢をする趣味もないので「あぁこうやって細々と細々と、粛々に粛々を重ねて生きては死んでゆくのだな」なんてポエミーな心情になったりするのです。


本能的といいましょうか、簡単にいえば欲望、それがここ数日はたぎっています。それもニンニクに。これも考えようによっちゃ肉体が元気になってきたから刺激の強いものを受け入れる体制になってんだよこっちは!と教えてくれているのかもしれません。僕はこういう食べたいう衝動には従順にしています。無理に食べるのは良くないときもあるが、食べたいと思うときに止める方が良くないと思うからです。


そういえばまだまだ絵に描いたような病床生活を送っていた数日に、衝動的に「時効警察」というドラマを見ました。

元々好きなドラマだったのですが、最近はご無沙汰でした。
寝ている間もPCやらでDVD見たりYouTube見たりとしていて、普段見ているバラエティやそういったものは少ししんどいなとあのときは思ったのでしょう、ですからゆるくてのんびりした三木聡作品が非常に肉体にも精神にもフィットしたのでした。

三木聡さんの数々の監督作品、作演出作品の中でも特に大好きというだけでなく、映画の中でもベスト5に入るだろうくらい好きなのが「転々」という作品です。それこそシティボーイズ時代の数々の名作ネタやセリフ等も知った上で言いますが、この映画こそシティボーイズ時代の総決算のように思います。無論、当のコントではシティボーイズ・ライブ1998年公演「真空報告官大運動会」ではないかと思いますが、みなさまいかがでしょうか?

「転々」の内容は各々調べるなり観るなりしてもらうとして、僕がなぜこの映画が好きかといえば物語や会話のやり取りから感じられる情感の引き出しとそこに寄り添うような音楽の絶の妙な加減、そして決して下品さを伴わない笑いのあり方ですね。喜劇作家としての欲望と衝動を高いモラル意識と美意識によってコントロールしているところが、僕の大好きな宮沢章夫さんにも通じる点ではないでしょうか。そしてお二方とも妥協のだの字もしらないかのように自らが構築した世界の中でだけで役者のみならず観客や読者が動くように完璧なホンを用意されている点も書き落とすわけにはいきません。

一見のほほんとし、飄々と自分の表現をしている人間ほど目に見えない(表には出ない)ところでは厳しく怖い人ではないだろうかと僕は思います。それは三木作品に欠かせない役者である岩松了さんも然り、アラーキー氏然り、顔は笑っていても全然目は笑ってなかったりしますからね。なんとなくその理由もわかるんです。今は笑ってるけど、その前後関係や、もっと遠い未来に抱いている絶望に今も侵食されているからだと思います。優しい人は悲しい人なんですよ。慈悲を知る人は皆孤独です。

それになんといってもエンドロールで流れるムーンライダースの「髭と口紅とバルコニー」の素晴らしさ!

全ての悲しみや寂しさやらを噛み締めてそれでも歩いていくしかない。二人の大人の男が過去を振り返りつつも決して甘く懐かしんだりするのではなく、あくまでも苦々しい現実と未来に進むだけの理由にすがろうとするように思い出の街を、東京を散歩する。東京なんて住んだことない僕だけども、他の街にはない生きてきた人々の形跡や亡き骸は相当なもので、それを一足一足特別な感慨はなくとも噛み締めつつ踏んで蹴って進んで行く。
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2016年02月15日

20160215 今治松山2DAYSより帰宅。

マリー大本さんの企画に呼ばれ、今治と松山でライブをしてきました。

連日たくさんのお客さんにお越しいただき、感謝感激雨あられでございました。

お越しいただいた皆様、神戸洋酒館倶楽部とJAZZ IN GRETSCHの店主やスタッフの方々、共演したピアノストの武田玄也さん、そして企画していただいただけでなく全ての準備や環境を整えてくれたマリーさんに心から感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。

いろいろと二泊三日の出来事や思い出や感想等語ることも出来ましょうが、明文化することで取りこぼしてしまうこともあるし、なにより野暮ではないかと思います。すべては目の当たりにされた方々と言葉や音を交わした者たちの記憶にあることだけでいいかなと思いますので、この場では敢えて避けさしていただきます。直接会って話したいというのもありますし、どうか飲み屋で会った時にでも話しましょうかね。




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最終日の松山散策での収穫とライブにお越しいただいた素敵な方々からいただいたものです。

ホテルのすぐ近くに地酒だけを扱った酒店があり、有料試飲も出来たので数々の蔵元をお猪口一杯ずつ飲んで特に気に入ったものを買って帰ってきました。「石鎚」という蔵がどうも一番人気のような印象です。「千代の亀」という蔵のしぼりたてがまさに僕の好みにドンピシャでそれと二本買いました。

お世話になったマリーさんには神戸のお酒を、春日野道でお世話になってる方には松山のお酒を手土産にしました。そういう交流といいますか、それぞれに土地のものを持ち込み、また持ち帰るということが出来るのでこういう機会は本当に嬉しかったですね。


そして言葉では語りませんが、撮影した写真の一部で二泊三日の今治松山の旅を感じ取ってもらえたらと思います。その他のすべての写真はFacebookの方で公開しますので、是非そちらもご覧ください。「サダオカヒロマサ」でやっています。そちらもどうぞ宜しくお願い致します。

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来月は東京に行きます。
posted by さだおか at 13:29| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月12日

20160212

前回の続き。

チャールズミンガスがふと聴きたくなってというか、ミンガスのバンドにいるドルフィーが見たくて映像を引っ張り出して見てたんだけど、その時まで思いこんでたミンガスへのイメージみたいなものがガラガラと崩壊したわけです。

それまではサウンドも思想も真っ黒で、最高に強硬なビートを杭を打ち付けるみたいに演奏するってくらいだった。恥ずかしながら何枚もCD持っときながらその特異性が際立った作品群を愛聴するまではいかずに引っ越しの時に多くを手放したんだけども、それを今改めて買い直そうかとAmazonやら中古市場やらを横目に算段を立ててるわけ。それくらいの衝撃というか、反省をしましたね。はい。

まずミンガスはバンドリーダーとしての風格と姿にしびれた。リーダーってのはある意味独裁者で、同時に革命者じゃなきゃいけないと思うわけです。破壊と創造なんて陳腐なもんじゃなく、自分が絶対的だと声高に主張しながら、同じくらい自らに不信であり、その脆弱で屈強な精神と肉体のバランスの結晶みたいな人だけがリーダーとしての風格を所有できるのだろうと僕は思うんです。無論、自分以上にメンバーに対しては厳しくも優しい。それは信じているけど信じていないから。そんな矛盾を隠そうともせずその瞬間の自らの判断に真っ直ぐに突き進むからミンガスを格好良いと感じたのでしょう。

それに相棒であるダニーリッチモンドが大好きでね。あまり公言しませんが、あの人のドラムが大好きでコピーもしました。そのリッチモンドの眼つきの非現実感といったらないっすね。あの時代のジャズの映像観てたら全員とまでは言わないにしても音は当然のこと眼つきや雰囲気がキレッキレなんですよ。キレッキレでキワッキワ。近づくと切れちゃうってくらい危ない雰囲気を醸しているけどあれってなんでなんでしょうね。ドラッグがどうのこうのは置いといて。

完成された楽曲をそれぞれに必要な情報を最小限だけ伝え、演奏の場でミンガスの判断で即興的に組み立てたりぶち壊したりとアンサンブル自体の可能性を大いに拡大解釈した手法でバンドの個々のサウンドも引きたてつつ、安定のミンガスサウンドはあるっていう、エリントンの手法といいますか、音楽を考えるときにエリントンをフィルターにしてるのは容易に想像出来るわけです。それでいてその時々をあくまでも未完成でこそという思想も感じられるわけ。次回作への準備と体操なんだと言わんばかりに演奏は縦横無尽臨機応変。気分次第では止めるしね。

ミンガスの脳内で演奏と作曲って言うのが同時進行で流れていて、次に弾く音ともっと先で弾く音が肥大と縮小をしてる宇宙みたいに蠢いてるんでしょうね。で、それを一緒にやってるメンバーにも当然理解して欲しい、というかお前らにも次のサウンドは聴こえてるんだろ!?だったらそれやらんかい!と求めるんだけど、やっぱりメンバーはメンバーでミンガスの頭とは別の頭で生きてるわけだから、ミンガスはリフを歌うし(叫ぶし)、演奏中に指示や激を飛ばすのだろうと。でもそれはバンドという生命体では切なくも切実な問題なんですよ。一体感とは主体者の思想やイメージの連携や共有ではなく、あくまでもそれぞれの主体が一面的であれそれぞれのイメージや思想と触れ合っているかどうかなんだと思うんです。その為にリハがあるだろうと思うし、大袈裟な話、それさえ成立していれば演奏なんてバラバラでもバラバラには聴こえないと思います。グルーヴというかパルスというか磁場というかそういう波動が必ず伝わってくるだろうし、それが上に書いたミンガスの映像にはあったし、例えドルフィーがバスクラを独奏していてもそのすぐ背後にはミンガスやリッチモンドが自分の居場所を求めて呼吸を整えていたりするわけで、個人でありながら何かの一部になるっていうのは想像は容易いけど実際にしようってなるととても困難なことなのかもしれません。

そうか。切ないから、切実だから即興を信仰するジャズミュージシャンたちのライブの映像はキワッキワでキレッキレなのかと強引にオチっぽくしようとした自分に嫌気もしてんですけど、やっぱりそうなのかもなぁと思う自分もいるんです。即興ということが現代というジャズでは組み合わせと反応速度の離合集散でしかないように感じられるのは、原理と修習との差と簡単にいえれば絶望の果てを見るだけで済むんだけども、かつての華やかさを知る人たちも同時代にいるわけで、そこで絶対的に分かり合えない深い深い溝ってのはあると思いますし、そこを無視して安易にジャズってものを愛してるなんて言えるわけないだろう!と思ったりしてます。

なんだかちょっと長く書きすぎたな。ミンガスの魅力ってのは当初に抱いてたことは間違ってはいなんだけども、ちゃんと時系列と前後関係を勉強した上で改めてってなると、元々感じていた特異性はジャズという音楽の固有の成分だったと気づいたんでしょうね。病に伏せってなかったらゆっくりとじっくりと音楽を堪能するなんて聴き方最近はしてなかったなと反省もしつつ、それに気付けただけ今回の風邪もひいた甲斐があったなと思ったりしています。
posted by さだおか at 08:01| 兵庫 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月09日

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先々週の土曜から風邪を患い、いまだに咳きと鼻回りがぐずついている。「もう一生風邪治んないのかな?」と少し悲観的に傾く思考をどうにかこうにか引っ張って突っ立っている。それでも牛の歩みの早さで日々完治≒元気な状態に近づいているし、可能な限り薬に頼らず自力(免疫力と体力とかもろもろ)で戻る方がいいわなと思い寝る前のみ薬を服薬したリと工夫している。

元はといえば普段の部屋着よりも薄い格好のまま電話やそれに伴ってネットで調べたりするなんてことを小一時間やったことがどうも元凶のようであり、もう若くないということを切に切に切に噛み締めていたこの十日ほどである。小学生の頃は短パン半袖で真冬にサッカーしたりもしていたのに、もうちょっと薄着しただけで寝込むようになっちゃおしまいだなぁなんて暗い方向にしか思考が向かなくて向かなくて。

とはいえ、その一週間ほど前から生活リズムは乱調を極めており、まさに暴飲暴食と睡眠不足、栄養バランスも欠くに欠いたようなことになっていたので呼び水は十分だったと今となっては結論付けて安心したりするんだけれども・・・。

昨年は体力の衰えを自覚していたので、季節と季節の間の季節には細心の注意を払って生活をしていたが、疲れの蓄積で日々免疫力を摩耗していくということも今年は頭に置きつつ暮らしていかなければならないと反省した。

基本的にライブやセッションやその準備の時間以外は布団の上でまさしく安静に過ごしていたわけだが、それでもいくつかの発見や再確認したことがあった。またどうしてそういう風に思うかというと、病に伏した状態ではネットでのSNSといった環境は刺激が強く、また、誰もお前らの暮らしなんて興味ねーんだよ!と荒んでいたりするので、DVDやいくつかのCDを聴いて静かに過ごした。

キーワードはミンガスと三木聡。これに関してはまた後ほど改めて書きたいと思う。


今夜はベイズンセッションのホストしています。どうぞお気軽にお越し下さい。
2月9日(火)北野 BASIN STREET ヴォーカルジャムセッション
高橋俊男Piano 泉正浩Bass
開場19時 開演19時半
¥1,500
http://www.basin-st.com
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posted by さだおか at 09:07| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする